腸の仕事と腸の大切さ2021.3.4
腸について
私たちの腸内にはおよそ100兆個もの細菌がすみついています。
重さにすると約1kgにもなります。
腸内細菌は、消化、吸収、排泄に関わるだけでなく、以下のような働きをします。
・ビタミンやホルモンを生成する
・免疫力や自然治癒力を高める
・消化、吸収、排泄を助け、代謝システムを整える
・外部から侵入した病原菌や有害菌を排除し、感染を防ぐ
・発がん性物質や、化学物質を分解、排泄する
・消化酵素や、代謝酵素の活性を高める
腸はさまざまな仕事を行っていることがわかります。
日ごろから腸内のバランスを整えましょう。
善玉菌・・・私たちに有益な菌で、ビフィズス菌や乳酸菌の仲間です。
これらは栄養の吸収をサポートします。
善玉菌はビタミンB群などのビタミン類、女性ホルモン、副腎皮質ホルモン等のホルモンを産生しています。
悪玉菌・・・悪玉菌が体内で増殖すると腐敗醗酵便が起こりやすくなり、アンモニアなどの有害物質が発生します。
そのため、お腹が張ったり、臭いおならが出たりします。
これらの有害物質は腸から吸収され肝臓に運ばれて解毒されるため、肝臓の負担も大きくなります。
日和見菌・・・体内で善玉菌が有利な時は善玉菌になり、悪玉菌が有利な時は悪玉菌になります。
この日和見菌が腸内細菌の大半を占めています。
この上記の善玉菌、悪玉菌、日和見菌の3つが腸内細菌ですが、偏った食事、ストレスなどで腸内細菌のバランスは崩れます。
腸内の悪玉菌が増えると腸内が汚れ、免疫力が低下し、生活習慣病にもかかりやすくなります。
腹が据わる・・・度胸がある
腹を決める・・・決心する
腹を立てる・・・怒る
腹に落ちる・・・なるほどと思う
腹にまつわる慣用句は多くあります。
昔の人はそれだけ腹(腸)が大事なのだと気が付いていたのだと思います。
人間の腸と感情は強く結びついています。
最近の研究で、腸にも脳があることがわかってきました。
脳内の神経伝達物質であるセロトニンが腸にも存在していたそうです。
セロトニンとは、精神の安定や安心感や平常心、頭の回転を良くするなど、脳を活発に働かせる鍵となる物質です。
つまり、腸は賢く、豊かな感情をもっているのです。
腸が「第二の脳」と言われるのはそのためです。
腸は非常にデリケートです。
おならが臭かったり、下痢をしたり、肌荒れになったら、
腸内環境が崩れているかもしれません。
バランスの良い食事をこころがけ、
適度な運動を行い
ストレスを溜め込まないことがとても大切です。
腸が奇麗になったら血液もキレイになります。
血液が奇麗だと全身に酸素が十分にいきわたり、
いつまでも元気な体でいられます。
体が元気だと心も元気!
いつまでも健康な体でいましょう。
※このブログは診断や治療、医療のアドバイスを提供しているわけではなく、情報のみを提供しています。このブログの情報は医療専門家からのアドバイスに代わるものではありません。