リンの働きについて2020.12.25

リンの働き

リンはカルシウムに次いで体内に多く存在するミネラルです。

筋肉・神経・脳・肝臓などすべての組織に含まれています。

体内には体重の約1%ものリンが含まれ、また体内のリンの85%は

カルシウムやマグネシウムと結合して、骨や歯を形成します。

残りの15%のほとんどは、タンパク質・脂質・糖質と結合して細胞膜のリン脂質を構成します。

 

リンの主な働きは以下の通りです。

~骨と歯の健康を維持する~

体内のリンの85%は、カルシウムやマグネシウムと結合して骨や歯を形成します。

不足すると骨や歯がもろくなったり、歯槽膿漏になったりします。

~細胞の形成に働く~

残りの15%は細胞膜のリン脂質を構成し、細胞を正常に保つためのサポートをします。

 

リンが不足すると、骨粗鬆症、筋力の低下、集中力の低下などが起こります。

 

現在、リンの摂取目安量は成人男性で1000mg/日、女性850mg/日です。

実際の平均摂取量は成人男性1057mg/日、女性891mg/日と不足はありません。

その理由は、リンは様々な食品に含まれているので通常の食生活で不足することはほとんどないからです。

また、リンは、多くの加工食品に使用されています。

「リン酸塩」「ピロリン酸」「ポリリン酸」といったものは食品添加物として使用されるリンのことです。

 

カルシウムとリンの理想的な摂取バランスは1:1です。

実際にはリンの摂取量がカルシウムの2倍になっている人が多いようです。

リンの摂りすぎで血液中のリン濃度が上昇すると、体内でカルシウムとのバランスが崩れます。

すると、骨から血液中にカルシウムが放出されるため

骨のカルシウム量が減少し、骨がもろくなったり、

肝機能の低下や、腎臓に負担をかけることにつながります。

 

リンは食品添加物として清涼飲料水やインスタント食品、スナック菓子に使用されているため、

これらの食品をとりすぎるとリンの過剰摂取につながりかねません。

インスタント食品のとりすぎに注意し、また、カルシウムの摂取量を増やすことを心掛けてください。

 

 

※今回の記事は糸日谷秀幸先生著書「ミネラル&サプリメントセミナー」を参考にしました。

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