筋力トレーニングの効果2021.8.17

健康長寿には筋肉が深く関わっていることがわかってきました。

 

筋肉量は20歳頃を過ぎると少しずつ減っていき、70歳代では20歳代の半分ほどになります。

 

加齢や生活習慣などの影響によって、筋肉が急激に減少する状態を「サルコペニア」といいます。

 

サルコペニアは高齢者に多く見られますが、今日の日本では、デスクワークや自動車に頼る生活習慣などで、子供から中高年のなかにもサルコペニア予備軍がいます。

 

サルコペニアになると、転倒や骨折をしやすくなり、将来寝たきりになるリスクが高まります。

 

また、筋肉は血糖値の調節も行っています。

 

糖の多くは一時的に筋肉にため込まれます。

 

筋肉が減って糖の保管場所が減少すると、血糖値の変動が大きくなり、糖尿病のリスクが高まります。

 

7584歳の高齢者の10年後の生存率を調べた研究で、筋肉の量が多いほど長生きできることがわかってきました。

 

これは筋肉量が少ないと、感染症にかかりやすくなったり、動脈硬化が進行して心筋梗塞や脳卒中などの発症リスクが上がることを意味します。

 

また、近年、筋肉から血管を保護する作用のあるホルモンや、ガンの増殖を防ぐホルモンが分泌されることも明らかになりました。

 

**筋力トレーニングの目的**

 

筋肉を鍛えるというと筋肉を太く、大きくするというイメージがありますが、筋力トレーニングの目的はそれだけではありません。

 

筋肉を動かす神経の動きを改善して、動きを良くするのも重要な役目です。

 

筋肉は筋線維の束から出来ています。私たちは普段この筋線維の20%しか使ていません。

 

筋力トレーニングをするうちに、筋肉を動かす神経の働きが良くなり、筋力を最大限に発揮できるようになっていきます。

女性の場合、筋力トレーニングを行うと、女性らしいしなやかな体になります。

 

また、高齢になっても筋肉を増やすことが出来ます。

 

要介護の高齢者を対象に行った調査では、1時間の運動を3回続けると、1年間で筋肉が5.5%増加したそうです。

 

**血圧が高い人は力む運動は行わない**

 

高血圧や、過去に心筋梗塞を患った人は、強すぎる筋力トレーニングを行うと危険です。

 

筋力トレーニングで力むと血圧が急上昇したりしますので、お医者さんと相談しながら運動を行いましょう。

 

また、健康な人も呼吸を止めて行うと血圧が上がりやすくなりますので呼吸を止めないよう意識しましょう。

 

今回の記事は「日本健康マスター検定」公式テキストを参考にしました。

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