冷えのタイプもいろいろ2021.5.18
冷えのタイプもいろいろ
冷えの一因は「筋肉が衰えていて、筋肉が収縮しない」ことです。
エアコン空間でじっとしている時間が長い日本人は体が冷える一方です。
冷えのタイプにもいくつかあります。
~気虚タイプ~
気力・体力の乏しい状況を、東洋医学では「気虚」と呼びます。
特徴はやせ型で顔色が青白い、疲れやすい、貧血気味等々。
体質的に冷えやすいタイプです。
栄養不足や睡眠不足が重なるとますます冷えてしまうので、バランスよくしっかり食べて、たっぷり睡眠をとりましょう。
~クヨクヨタイプ~
ああでもない、こうでもないと考えが堂々巡りをしたり、しょっちゅう落ち込んだり、不安になったり。
いつも気が休まらないと、血管も緊張し続けて血流が滞ります。
めまい、のどが詰まったり頭が重い、肩こり、背中や胸、腰などの痛み、お腹が張る等の症状が出ます。
お風呂に入ったり、散歩をしたりして体をリラックスさせる時間を作りましょう。
そうすることで血流も良くなります。
~冷えのぼせタイプ~
すぐカーっとなって顔がほてったり、逆にさっと血の気が引いたり、気持ちのアップダウンの激しい人は、自律神経が乱れがちです。
顔色はいいのに心臓や脳に負担がかかる「冷えのぼせ」状態です。
イライラカリカリしやすい人はストレッチ等の軽い運動を心がけましょう。
~乾燥タイプ~
東洋医学では「血虚」と呼ばれるタイプです。
血液が足りなくて細胞に栄養が行き渡らず、鉄も不足している状態です。
顔色が悪い、肌がカサカサ、抜け毛、ささくれ、集中力にかけるなどの症状が現れます。
鉄分の多い食べ物を摂り、睡眠をたっぷりとりましょう。
~むくみタイプ~
血液、リンパ液などの体液の流れが滞り、「水はけ」の良くない体質です。
むくみ、腰痛、立ちくらみ、頻尿、尿が出にくい等の症状が出ます。
クーラーの温度は高めにして、冷たい飲み物を摂り過ぎない様にしましょう。
半身浴、散歩などで気持ちよく汗をかき、常温の水やぬるま湯を飲んでください。
足先が冷えてきたら、足先よりもまず、ふくらはぎを温かいタオルで温めながらマッサージしてみてください。
温かい血液が全身に送り出されます。
身体が冷えてつらい時は、ふくらはぎをしっかり丁寧にもみほぐすことを心がけましょう。
それでも改善されないときには、医師にご相談ください。
※今回の記事は槙孝子先生著書「長生きしたけりゃふくらはぎをもみなさい」を参考にしました。
※このブログは診断や治療、医療のアドバイスを提供しているわけではなく、情報のみを提供しています。このブログの情報は医療専門家からのアドバイスに代わるものではありません。