2021年09月27日

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腸内細菌と健康 2021.9.27

私たちの腸内には、およそ100兆もの細菌がすみついているといわれています。

その種類は約300種類、重さにすると約1kgにもなります。

腸内細菌はただ単に消化、吸収、排泄に関わるだけでなく、体に必要なビタミンを作ったり

外敵の侵入を防いだりして、私たちを守っています。

腸内細菌は、群生する野草のように仲間同士でまとまって腸内にすみついています。

その群れを「腸内フローラ(花畑)」と呼んでいます。

この腸内フローラはその性質や機能によって大きく「善玉菌」「悪玉菌」「日和見菌」の

3つのグループに分けられます。

 

**健康を保つ善玉菌**

善玉菌は私たちの健康を保つ有益な働きをするので、有用菌とも呼ばれています。

その代表選手が乳酸菌です。

ビフィズス菌や植物由来の枯草菌(こそうきん)も乳酸菌の仲間です。

これらは、栄養素の消化や吸収をサポートしています。

ですから、善玉菌が少なかったり働きが悪いと、栄養が十分に吸収されず、そのまま

便として出てしまいます。

また、善玉菌はビタミンB群やビタミンK等のビタミン類、女性ホルモンや

副腎脂質ホルモン等のホルモンを生産しています。

 

さらに乳酸や酢酸などを生成し、腸内の酸性度を一定に保つ働きもあります。

この酸は、腸内の腐敗を抑えて下痢や便秘を防いだり、

ウイルスや毒素の侵入を阻止します。

腸のぜん動運動を活発にする効果もあるので、排便もスムーズになります。

酸のおかげで、私たちはキレイな腸を保てるというわけです。

 

そのうえ、善玉菌には体の免疫システムを活発にして免疫力を高める働きもあります。

このように有用な善玉菌ですが、加齢とともに減っていきますので、

良い生活習慣を身につけてしっかり育てていきましょう。

 

**有毒物質をつくる悪玉菌**

善玉菌とは逆に、からだに害を及ぼすのが悪玉菌です。

悪玉菌が増殖すると腸内で腐敗醗酵が起こりやすくなり、アンモニアや硫化水素などの

有害物質が発生します。

このため、お腹が張ったり臭いオナラが出たりします。

また、発ガン性物質の産生量も増えます。

これらの有害物質は腸から吸収されて、肝臓に運ばれて解毒されるので、

肝臓の負担が大きくなります。

あまりにも量が多くて肝臓で処理しきれなくなると、毒素は全身に運ばれてしまいます。

 

その結果、細胞がダメージを受け、頭痛や肌荒れ、倦怠感等の様々な不快な症状が出てきます。

動脈硬化やガンなど、生活習慣病を引き起こす原因にもなります。

 

**優勢な方に加勢する日和見菌**

善玉でも悪玉でもない中立な立場の菌で、代表的なものに大腸菌があります。

日和見菌は、善玉菌が優勢な時には善玉菌に加勢し、悪玉菌が優位の時には悪玉菌に加勢します。

この日和見菌が、腸内細菌の大半を占めています。

ですから、良い腸内環境を保ち、日和見菌が悪玉菌に加勢するのを防ぐことが大切です。

 

 

これらの3種類の細菌は腸内で常に縄張り争いをしています。

善玉菌が優勢なら私たちの体は元気です。

ところが、偏った食生活やストレス、加齢、抗生物質の服用などで、腸内環境は

すぐに悪化します。

つまり、腸内が汚れて免疫力が低下し、生活習慣病にもかかりやすくなります。

 

健康な人の腸には、乳酸菌が多く存在し、病気の人の腸は善玉菌が少なく、

腸内環境が乱れています。

私たちの健康を左右しているのは腸内細菌であると言っても過言ではありません。

今の食生活やライフスタイルが腸内環境に大きな影響を与えます。

善玉菌が喜ぶライフスタイルを実践して腸を整えましょう。

 

今回の記事は「断食しないで断食効果」を参考にしました。

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