ナトリウムの主な働き 2022.2.24
今回はナトリウムについてのお話しです
ナトリウムの主な働き
ナトリウムの主な働きには次のものがあります
1.細胞の浸透圧を維持する
ナトリウムは細胞外液に多く存在し、細胞内液に多いカリウムとの濃度のバランスによって細胞の浸透圧を維持し、水分量を調節しています。
これによって細胞の適正な水分が保たれ、生命活動を維持するための活動が可能になります。
2.筋肉の正常な収縮に働く
細胞の内側と外側に存在するナトリウムとカリウムは、互いに移動することで細胞に微量の電流を発生させ、筋肉の収縮に作用します。
3.血液の性質を正常に保つ
血液は通常ph7.4の弱アルカリ性で、ph7.0以下の酸性になると死亡率が極めて高くなります。
ナトリウムは水素イオンのどのバランスにより、血液のphを正常に保つのにも役立ちます。
どんな食品に入っているか
ナトリウムは大部分が食塩として摂取されます。
効率の良い食べ方
ナトリウムは生命維持にかかせない成分ですが摂りすぎに注意しましょう。
ナトリウムは調味料や加工食品に多く含まれているので、摂取量を減らすには酸味やスパイス、だしの旨味を利用して薄味にすることが大切です。
外食や市販の総菜は保存性を良くするために塩分濃度を濃くしています。
利用回数を減らすなどの工夫も必要です。
余分なナトリウムの排泄を助けるカリウムを含んだ食品をしっかりとるようにしましょう。
※今回の記事は飯田薫子先生、寺本あい先生著書「きちんとわかる栄養学」を参考にしました。
公開日:2022年2月24日
カテゴリー:日記