2022年07月13日

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善玉菌が免疫力をアップスル 2022.7.13

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今回は善玉菌が免疫力をUPするという話です

腸内環境と免疫力の関係について

全身の免疫力を低下させないためには腸内環境を整えることが大切です。

このことがクローズアップされること自体、現代人の免疫力が昔に比べて低下している証拠なのかもしれません。

昔の人の多くは、バイ菌を含む微生物や寄生虫と共生していました。

しかし、生活環境が整うと同時に「清潔志向」も高まり、体内に程よく共生していたバイ菌や寄生虫まで排除されました。

こうしたバイ菌の排除が免疫異常によるアレルギー疾患を生んだのではないかという専門家もいます。

つまり、昔の人はバイ菌や寄生虫と共生することで免疫力が養われていたのかもしれません。

清潔になった日本新の腸内環境

清潔になった日本人の腸内環境は昔よりも良くなったというとそうでもありません。

その逆です!

現代は高脂肪の摂取量が増えました。

そのため、悪玉菌は増える一方です。

悪玉菌が増えると全身的に様々な悪影響を及ぼします。

その1つが「病気にかかりやすくなる」などの免疫力の低下や免疫機能の異常です。

なぜ悪玉菌が増えると免疫力低下になるの

なぜ、悪玉菌が増えると免疫力が正常に動かなくなるのでしょうか?

なぜ、善玉菌は免疫力を強化すると考えられるのでしょうか?

以下の文で説明していきます。

大腸粘膜にも免疫細胞が点在している

これからの文章に出てくるワードに「免疫系」とあります。

「免疫系」とは、外敵から自分の体を守るシステムのことで、もともと人間に備わっている機能です。

 

ヘルパーT細胞には2種類ある

免疫系の最高司令官のヘルパーT細胞(Th)には2種類あります。

Th1:ウイルスやガンに侵された細胞などの免疫を担当する細胞

Th2:タンパク質などの小さなものの免疫を担当する細胞

Th1とTh2はどちらか一方が活性化すると、もう一方が抑制される仕組みになっています。

そして大腸粘膜にもこのヘルパーT細胞(免疫細胞)は点在しています。

つまり、腸にも免疫系が働いているのです。

それもそのはず、腸というところは、私たちが口に入れたものすべてを引き受けるところです。

ですので、基本的には何がやってくるかわからない、あらゆる意味で体内で一番汚染されやすい場所ともいえます。

未消化のたんぱく質と免疫細胞の関係

乳酸菌などの善玉菌はおもに炭水化物を分解して腸内をイキイキさせますが、ウェルシュ菌などの悪玉菌は、おもにタンパク質を分解して体に有害なガスをつくります。

肉食に偏りがちな現代人

肉食に偏りがちな現代人は、タンパク質の摂取量が増えたため、中には十分に分解・吸収されずに大腸に送られるタンパク質もあります。

こういうタンパク質を「異種タンパク質」といいます。

悪玉菌がタンパク質を分解するときにつくり出すガスは、大腸粘膜に対して毒性を持っているため、粘膜を傷つけます。

すると異質タンパク質は、粘膜に侵入しようとするので、それを防ぐために大腸粘膜に点在するTh2が活性化されます。

過剰になるとアレルギー反応をおこす

しかし大腸粘膜のTh2の活性が過剰になると、やがて全身の粘膜に広がり、タンパク質が粘膜に触れるとアレルギー反応を起こすようになります。

たとえば・・・

花粉症では、花粉というタンパク質が目や鼻の粘膜に触れて、かゆみなどのアレルギー症状を起こします。

同時にTh2の活性が上がるとTh1の活性は下がるので、ウイルスに侵された細胞やガン細胞を上手く処理できなくなり、風邪やインフルエンザなどの感染症やガンにかかりやすくなります。

乳酸菌の細胞壁が免疫力を強化

Th1とTh2のバランスを回復するのに、乳酸菌が役立ちます。

乳酸菌の細胞壁に含まれるリポ多糖体という物質はTh1活性を上げる働きががあります。

そのため、ウイルスに対して強い免疫力を回復し、ガンにもなりにくくなります。

また、Th1活性が上がるとTh2活性は下がるのでアレルギー疾患にもかかりにくくなります。

 

まとめ

アレルギーが酷くて鼻水が止まらない人は乳酸菌をとる習慣をつけるといいかもしれません。

これからの生活の参考にしてください。

※今回の記事は後藤利夫先生監修「腸イキイキ健康法」を参考にしました。

カテゴリー:Health
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