カテキンの効果2021.4.22
カテキン
カテキンを多く含む主な食品として
緑茶、番茶、ほうじ茶などがあげられます。
今回はカテキンの効果について書いていきます。
カテキンとは、抗酸化パワーを発揮してガンを予防する
緑茶ポリフェノールです。
カテキンは次のような方におススメします。
・ガン、生活習慣病を予防したい
・虫歯になりやすい
・口臭が気になる
**生活習慣病を予防する働き**
カテキンは緑茶に含まれる苦味成分で、ポリフェノールの一種です。
緑茶のみならず、番茶、ほうじ茶などの日本茶全般に含まれています。
その中でも、緑茶が最もカテキンを多く含んでいます。
カテキンは血中脂質を正常にする働きがあります。
その結果、脂肪肝を予防したり、血液ドロドロ現象からくる動脈硬化や血栓
などを抑制します。
また、抗がん作用についても効果が認められているそうです。
埼玉県のがんセンターで20年間の追跡調査をしたところ、
1日に緑茶を3杯以下しか飲まない人の、ガン罹患率を1とすると
10杯以上飲む人は0.61となり、
発がん率が40%近く軽減されることがわかったそうです。
最近では、緑茶カテキンが環境ホルモンの働きを阻害するとの研究結果
も発表されているそうです。
環境ホルモンは体内で性ホルモンの受容体と結びつき、
人体に害を与えます。
ところが、カテキンは性ホルモン受容体と結合すると性質があるため、
環境ホルモンが結合するのを防ぎます。
このほかの緑茶カテキンの効果は、抗アレルギー、虫歯予防、
口臭予防、腸内環境の正常化などがあげられます。
**食後のお茶が虫歯を防ぐ**
歯のエナメル質を強化して虫歯になりにくくする
「フッ素入り」の歯磨き粉が広く市販されていますが、
じつは、緑茶にもこのフッ素成分が含まれています。
さらに、歯間の食べかすを取り除くサポニンや、
口腔の雑菌を抑えるタンニンも含んでいます。
食後にお茶を飲む習慣はリラックス作用をもたらすだけでなく、
虫歯予防と口臭予防の効果があったのです。
※今回の記事は則岡孝子先生監修「栄養成分の事典」を参考にしました。
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