ストレス対策~自分の考え方のクセを知る~ 2021.10.18
自分のストレスについて考えてみましょう
今回はストレス対策に関する情報です
認知行動療法で物事の捉え方を少しずつ変えていく
誰にでもモノの見方には癖があります。
そのために、現実を否定的に捉えることがあります。
これが過度のストレスの原因になってしまうことも少なくありません。
このような偏ったモノの見方に気づき、普段とは違う捉え方を探るトレーニングを
「認知行動療法」
といいます。
間違った考え方を修正するのではなく、自分の考え方を分析し、その偏りに気づくことが目的です。
認知行動療法
日々の生活で、何か嫌な気持ちになったことがあった時、ノートなどに次のことを出来るだけ詳しく書きましょう。
- 状況
- その時の考え方行動
- 気分 等々
出来るだけ詳しく書きだします。
そこから、ほかの考え方ができないかを探っていきます。
うつ病につながる
偏ったモノの見方は、うつ病の発症につながることもあります。
認知行動療法は、うつ病の予防や治療としても取り入れられます。
認知行動療法の実践例
①嫌なことがあった状況とその時の気分を書き出す
(例) 苦労して書いた企画書を上司が細かく修正した
→悲しい80%、憂うつ70%
② ①の出来事が起こった時、どのように考えたかを記す
(例) 自分はダメな人間だ。上司に嫌われている・・・
③ ②とは別の考え方を書き出す
(例)
- 上司は自分に期待している
- 厳しく指導されているのは自分だけではない
- 企画書がすんなりい通ることもある
④ ③の考え方をしたときの気分を記す
(例) 落ち着き70%、憂うつ10%
※上記は実践例の1つですが、考え方を変えてみると気分も変わることが分かります。
過度なストレスを招く考え方のパターン
ストレスで落ち込んだり、苦しくなっているときに陥りやすい考え方には、次のようなパターンがあります。
こういった考え方は、認知行動療法で改善することができます。
・勝手に決めつける→(例)メールの返信が遅いのは、嫌われたに違いない
・100点でなければ0点→(例)1つでもミスがあれば完全に失敗だ
・きっとまたこうなる→(例)前回もミスをしたので今回もきっと繰り返す
・ダメな点ばかり目に入る→(例)自分は欠点しかない人間だ
・「うまくいくわけがない」と考える→(例)この病気が治るわけがない
※今回の記事は日本健康マスター検定」公式テキストを参考にしました。
※このブログは診断や治療、医療のアドバイスを提供しているわけではなく、情報のみを提供しています。このブログの情報は医療専門家からのアドバイスに代わるものではありません。