ビタミンKについて 2021.12.23
今回はビタミンKについての情報をお届けします
ビタミンKの働き
ビタミンKには次のような働きがあります。
1.止血する物質の生成に使われる
ケガをして出血しても時間がたつと止まります。
これは、血液中に血液凝固作用のあるタンパク質が存在しているからです。
このたんぱく質は肝臓でつくられますが、その際に補酵素として使われるのがビタミンKです。
一方、どこかが出血して止血しても他の部分の血液はいつも通り流れなければなりません。
そのために作用するのが血液の凝固を抑える物質ですが、
ビタミンKはその生成にも不可欠です。
2.健康な骨づくりをサポート
ビタミンKは吸収されたカルシウムが骨に沈着するのを助けます。
ビタミンDと並んで、健康な骨を作るのに欠かせないビタミンです。
ビタミンKが含まれる食品
ビタミンKは緑色の野菜や海藻、発酵食品に豊富です。
また、納豆やチーズなどの発酵食品にも豊富です。
効率の良い食べ方
ビタミンKは油に溶ける性質のある脂溶性ビタミンです。
加熱しても壊れにくい為、炒め物や揚げ物にすると効率よく吸収できます。
ただ、ビタミンKは血液の凝固を促進します。
そのため、血液を凝固しにくくする薬であるワーファリンを服用していたりする場合は、薬が効かなくなってしまうため、ビタミンKの摂取を抑えた方がよいでしょう。
※今回の記事は飯田薫子先生、寺本あい先生著書「きちんとわかる栄養学」を参考にしました。
※このブログは診断や治療、医療のアドバイスを提供しているわけではなく、情報のみを提供しています。このブログの情報は医療専門家からのアドバイスに代わるものではありません