ミネラル

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ミネラルにはどんな種類と特徴があるのか 2021.11.16

微量でも不可欠な栄養素ミネラル

ビタミンと並んでサプリメントの種類が多いのがミネラルです。

では、ミネラルとはどんな栄養素でしょうか。

理屈っぽい言い方をするのと、私たちの体は水素、炭素、窒素、酸素という

4つの主要元素が約95%を占めています。

それ以外の5%の体の構成要素がミネラルということになります。

 

ですからミネラルは、ビタミン同様に体内に微量しかありません。

ビタミンとの決定的な違いは、ビタミンは体を構成していませんが、

ミネラルは骨、歯、筋肉、血液などの体の構成要素であるということです。

さらに、ビタミンは有機化合物ですが、ミネラルは無機化合物です。

 

栄養素として不可欠なミネラルを必須ミネラルとして分類します。

さらに必須ミネラルは、主要ミネラルと微量ミネラルに分類されます。

 

主要ミネラル

 

カルシウム

(効果)

骨や歯を構成する

血液の凝固作用

心臓などの筋肉の収縮

(主な食品)

乳製品、干しエビなど

 

カリウム

(効果)

細胞内の浸透圧を保つ

血圧の上昇を抑える

(主な食品)

栗、カツオなど

 

ナトリウム

(効果)

血液などの浸透圧の維持

筋肉の収縮や神経伝達の正常化

(主な食品)

味噌、たらこなど

 

マグネシウム

(効果)

カルシウムが骨に沈着するのを補助

(主な食品)

納豆、あおさ、アーモンドなど

 

リン

(効果)

細胞膜や核酸を構成する

(主な食品)

高野豆腐、たらこなど

 


微量ミネラル

 

(効果)

酸素を全身に運ぶ

代謝を助ける

(主な食品)

岩ノリ、豚レバーなど

 

(効果)

鉄を必要な場所に運ぶ

活性酸素の除去

(主な食品)

牛レバー、しゃこなど

 

セレン

(効果)

抗酸化力アップ

毒性の軽減

(主な食品)

卵黄、ひまわりの種など

 

亜鉛

(効果)

免疫システム、ホルモン分泌の正常化

(主な食品)

牛ひれ、カラスミなど

 

マンガン

(効果)

カルシウムやリンを骨に沈着させる

(主な食品)

高野豆腐、青のりなど

 

ヨウ素

(効果)

エネルギー代謝の向上

成長ホルモンの分泌

タンパク質の合成

(主な食品)

干しひじき、真昆布など

 

モリブデン

(効果)

糖質や脂質の代謝を助ける

(主な食品)

豆腐、鶏レバーなど

 

クロム

(効果)

血糖値の上昇を抑える

(主な食品)

里芋、たけのこなど

 

※今回の記事は桑原弘樹先生著書「サプリメント健康バイブル」を参考にしました。

※このブログは診断や治療、医療のアドバイスを提供しているわけではなく、情報のみを提供しています。このブログの情報は医療専門家からのアドバイスに代わるものではありません。

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こむら返りの原因とその改善2020.11.6

こむら返りの原因と改善

突然ふくらはぎの筋肉がつって激しく痛むことを「こむら返り」といいます。

夏場にこむら返りになった経験がある方は多いかと思います。

 

筋肉には強い負荷がかかった時に損傷を防ぐために、

筋紡錘(きんぼうすい)」と「腱紡錘(けんぼうすい)」

という2つのセンサーが体の中に備わっています。

 

筋紡錘は筋線維の中にあるセンサーで、筋肉が伸びた時に、

その長さを感知して伸びすぎないように「縮め!」と命令を出します。

腱紡錘は筋肉と腱の移行部分にあるセンサーで、

筋肉が収縮したときに腱の伸びを感知して筋肉に「ゆるめ!」と命令します。

 

私たちの体は筋肉が緩むと腱が縮み、筋肉が縮むと腱が収縮するという仕組みでうごいています。

通常ですと筋紡錘と腱紡錘の2つのセンサーが稼働することでバランスが保たれるのですが、

センサーが誤作動することで、ふくらはぎの筋肉の収縮に歯止めがかからず、こむら返りを引き起こします。

 

センサーの誤作動の原因として、「電解質異常」「筋肉疲労」「加齢」などが挙げられます。

電解質は、血液やリンパ液、細胞間液などの体液中に存在しています。

その電解質には、マグネシウム、カリウム、ナトリウム等のミネラルが含まれていて、

神経の伝達や筋肉の収縮に関係します。

電解質異常とはこれらのバランスが崩れた状態です。

中でも、マグネシウムが不足したときに腱紡錘の働きが悪くなります。

電解質異常を招く主な要因は、発汗、下痢、嘔吐などの脱水です。

また、体の冷えも電解質異常を招きます。

体が冷えると血流が悪くなり電解質が運ばれにくくなります。

 

他にも運動不足になると、筋肉が衰えて血流が悪くなると電解質が運ばれにくくなります。

筋肉疲労でもセンサーの誤作動は起こりますし、加齢で筋力が弱った中高年もセンサーの誤作動は起こります。

 

夜中に起こるこむら返りで気を付けたいのが、睡眠中の発汗です。

私たちは寝ている間にコップ1杯分の汗をかいているといわれます。

夏場は特に多く汗をかくため、当然ミネラルバランスが崩れ、

電解質異常に陥って、こむら返りを招いてしまいます。

 

睡眠中や運動中にこむら返りが起こったらまず、ふくらはぎの筋肉をゆっくり伸ばすことが大切です。

タオルを使った「ひざ裏タオル伸ばし」がおすすめです。

ひざ裏を伸ばすことで、こわばっていた筋肉がほぐれて、下半身の血流が良くなります。

ひざ裏タオル伸ばしのやり方は

  • タオルの両端を両手で持ち、こむら返りが起こった方のつま先にタオルをひっかける。
  • タオルをつま先でゆっくり引っ張ってアキレス腱からひざ裏までゆっくり伸ばす。

 

睡眠中に足がつって、慌てて筋肉を伸ばすと逆に筋線維を痛めますので、

ゆっくり呼吸をしながらひざ裏タオル伸ばしを行うことをお勧めします。

 

※このブログは診断や治療、医療のアドバイスを提供しているわけではなく、情報のみを提供しています。このブログの情報は医療専門家からのアドバイスに代わるものではありません。

 

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