睡眠に悪い習慣ワースト5 2022.1.24
・睡眠の質を高め最高のパフォーマンスを発揮する方法
・「眠れない」という睡眠障害を改善する方法
両方とも、まずすべきことは「睡眠に悪い生活習慣」を徹底的に排除すること。
それにつきます。
あなたが眠れない原因、それはズバリ寝る前2時間に、睡眠に悪い生活習慣を行っているからです。
眠るためには、脳を「リラックス」させることが必須です。
脳が興奮状態で布団に入ると、寝られるはずがないのです。
睡眠に悪い生活習慣。睡眠改善のために、あなたが「今すぐやめるべき生活習慣」をワースト5形式でお伝えします。
ワースト1は別のブログで紹介しますので、ワースト2から紹介します。
ワースト2 飲酒
「寝酒は睡眠にいい」は完全に誤りです。
久留米大学の調査によると、不眠症の人の80%がアルコールを睡眠のために用いていたことが明らかになりました。
「寝酒は睡眠にいい」「眠れないときはお酒を飲めばいい」と思っている人が圧倒的に多いのです。
飲酒は寝付くまでの時間を若干短縮しますが、睡眠の後半部分とレム睡眠を抑制しますので、中途覚醒が起こりやすく、早朝に目が覚めて、トータルの睡眠時間が短くなります。
飲み会の次の日の朝、早く目覚めたという体験をしたことがあると思います。
「睡眠時間の短縮」と「早朝覚醒」がアルコールの効果です。
また、夜間、トイレにも行きたくなるので「中途覚醒」も増えます。
飲酒は、睡眠に極めて悪影響を及ぼします。
ほぼ毎日飲酒していると不眠症になる方が多いです。
また、不眠治療中の人が寝る前にお酒を飲むというのは、不眠症を余計に悪化させます。
飲酒は、頑固な睡眠障害の最大の「隠れ原因」です。
「隠れ原因」というのは、患者さんは毎日飲酒していることを主治医に言わないからです。
現在、睡眠障害がある人、睡眠薬を飲んでいる人は禁酒してください。
禁酒しただけでぐっすり眠れるようになった方も多くいます。
「ぐっすり眠れない」「睡眠不足」の人は眠る前2時間の飲酒をやめてください。
飲酒は睡眠の質を悪化させます。
その悪影響を最小限にするためには、最後にお酒を飲んでから2時間あけてから寝てください。
その場合水分補給をきちんと行いましょう。水はアルコールの分解を促進します。
ワースト3 興奮系娯楽
興奮系娯楽とはゲーム、映画、ドラマ、面白い漫画などです。
ゲームをしていると眠気が来ない。それはアドレナリンがじゃんじゃん出ているからです。
アドレナリンが分泌されると「バリバリの覚醒状態」となります。
また、ブルーライトを浴びますので、睡眠物質の「メラトニン」が抑制されます。
ワースト4 食事
寝る前2時間以内の「食事」は睡眠の質を低下させます。
不眠症の決定的な原因ではなくても「ぐっすり眠れない」「疲れがとれない」などの睡眠の質を下げる原因となります。
また、寝る前にとったエネルギーは消費されないので、そのまま蓄積されて肥満の原因になります。
ワースト5 喫煙
喫煙者は非喫煙者に比べて不眠症の率が4~5倍に跳ね上がります。
喫煙者の入眠時間は非喫煙者に比べて、平均で15分遅くなります。
タバコに含まれるニコチンはアドレナリンを分泌させます。
睡眠の質を上げるには「禁煙」をしましょう。
※今回の記事は樺沢紫苑先生著書「ブレインメンタル強化大全」を参考にしました。
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