疲労がたまりにくい体をつくるには2021.5.27
疲労がたまりにくい体をつくるには
今回は疲労の回復についての記事です
**疲れやすい人と疲れにくい人のちがい**
一般的に、肉体的な疲労は筋肉に乳酸が蓄積するためにおこります。
筋肉の内部でできる乳酸は疲労物質とよばれています。
乳酸とはエネルギーを生むときに、完全燃焼できずに残った燃えカスのようなものです。
乳酸が多くなると血液が酸性に傾き、細胞の活動性が低下します。
それによって筋肉の収縮する力が落ち、「疲れ」を感じます。
通常なら乳酸は少しずつ血液で運び出されるので、時間がたてば回復します。
ところが血液循環の悪い人は、乳酸が筋肉に留まったままなので、
なかなか回復しません。
疲れやすい、なかなか疲れがとれない人は、血液循環が悪くなっている可能性があります。
**クエン酸で疲労成分を一掃する**
疲労状態にあるときは、まず筋肉にある乳酸を分解させることが大切です。
その特効薬となるのが「クエン酸」です。
クエン酸は、酢やレモン、梅干しなどの酸っぱいものに含まれる成分です。
体内のエネルギー代謝を上げて、疲労物質である乳酸を分解してくれる
効果があります。
また、酸性に傾いた体を弱アルカリ性に整える働きもあります。
**体力回復に効果的な栄養**
体力の回復に効果的な栄養素は、
ビタミンB1とナイアシンの組み合わせです。
豚肉やウナギ、大豆などに多く含まれるビタミンB1は、
糖質の分解を助けてエネルギーを生み出します。
そして乳酸などの疲労物質を溜まりにくくします。
アリシンはニンニクや玉ねぎなどに含まれています。
ビタミンB1とアリシンが結合すると「アリチアミン」になります。
ビタミンB1は水溶性ビタミンなので、過剰に摂ると排泄されますが、
アリチアミンは長く血液に留まり、長時間にわたって疲労回復のために
利用することができます。
**疲労を引き起こす最大の原因は「酸欠」**
エネルギー源となる糖分が分解されるときに、疲労物質である
乳酸が発生します。
この乳酸が体内にたまると筋肉が収縮したままとなり、疲労を感じます。
体内に酸素が十分あれば、乳酸が分解されて疲れを素早く回復させることができます。
乱れた食生活、運動不足、ストレス等で体内は酸欠になってしまいますので
規則正しい生活を心がけていきましょう。
※このブログは診断や治療、医療のアドバイスを提供しているわけではなく、情報のみを提供しています。このブログの情報は医療専門家からのアドバイスに代わるものではありません。