肥満と糖尿病2020.12.11
肥満と糖尿病
糖尿病は、血液中のブドウ糖濃度を示す血糖値が
異常に高くなる病気です。
血糖値が高い状態が続くと、全身の血管がダメージを受け、目、腎臓、
神経などが悪くなったり、脳梗塞や心筋梗塞などのリスクが高まります。
糖尿病には主に以下の2つのタイプがあります。
1型糖尿病:自己免疫などの異常が関係する病気で、子供のころに発生しやすい。
2型糖尿病:生活習慣などが影響していて中高年以降に発生しやすい。
糖尿病全体の約9割を占める。
血糖値は膵臓から分泌される「インスリン」というホルモンの働きで
一定範囲に保たれています。
インスリンが働くことで血液中のブドウ糖は、筋肉などに取り込まれて、
エネルギーとして消費されます。
また、余ったブドウ糖は形を変えて肝臓や脂肪組織に貯蔵されます。
そのため、血液中のブドウ糖は増えすぎることがないのです。
しかし・・・肥満だとインスリンの働きが効きにくくなります。
肥満の人は、内臓の周囲や皮下をはじめ、通常はたまらない部位にも脂肪が
蓄積します。そして、過剰にたまった脂肪は、インスリンの働きを妨げる物質を
分泌するようになります。
そのため、ブドウ糖を体内で十分に消費したり貯蔵したりできなくなり、血糖値が
高くなってしまうのです。
以前にもご紹介しましたが、貴方のBMIを計算することで肥満かどうかわかります。
貴方の体重(kg)÷貴方の身長(m)÷貴方の身長(m)=貴方のBMI
このBMIが25以上だと肥満です。
食事と運動で体重3キロ目標に減量しましょう
食事の摂取エネルギー量は個人差がありますので、医師や管理栄養士と相談して
献立を決めましょう。
ただ、気軽にダイエットを始める方は、甘いものを食べない、間食しない、腹8分目、
ビタミンとミネラルを不足させないようにする。
これだけでも、ダイエットの効果は出るかと思います。
あとは、運動を毎日行いましょう。
ウォーキングやジョギングなどの有酸素運動を1日30分以上、週に3回程度行う。
スクワットや腕立て伏せを10分間、週に3回程度行う。
続けるのが大事です!これが一番大事!
*今回の記事は雑誌「きょうの健康」内の文章を参考にしました。
※このブログは診断や治療、医療のアドバイスを提供しているわけではなく、情報のみを提供しています。このブログの情報は医療専門家からのアドバイスに代わるものではありません。