肩こりについて2020.11.2
肩こり、腰痛に悩む人
肩こりや腰痛で悩んでいる人は多いかと思います。
厚生労働省の「国民生活基礎調査」によると、病気の自覚症状がある人の割合で、
男性が1位「腰痛」2位「肩こり」、女性の1位が「肩こり」2位が「腰痛」でした。
これらの痛みは慢性化しやすいのが特徴です。
マッサージ等で一時的に痛みがとれても、時間がたつとまたぶり返してしまいます。
なぜなら肩こり、腰痛の根本的な問題を解決していないからです。
根本原因は筋力の低下です。
肩こりの原因は、長時間のパソコン作業や、眼精疲労、ストレス等色々考えられます。
これは一言で言えば
「肩や首の周辺の筋肉が硬くなり、血行が悪くなる」
ことです。
肩こりを訴える人が女性に多いのは、
一般的に女性の方が筋力が弱いことも一因だと考えられます。
成人の頭部は5~6kgの重さがあり、これを首の周りの筋肉で支えています。
そして、頭部が前に倒れた時に支える首の筋肉が「頭板状筋」という筋肉ですが、
この筋肉が弱まると他の部位にも負担がかかり、筋肉は常に緊張状態になります。
そうなると血液の流れが悪くなって、張りやコリが発生します。
筋力の低下から慢性的な肩こりがおきている人は、
立っていても座っていても姿勢が悪くなってしまいます。
(猫背ぎみになったり、骨盤を傾けて座ったりします)
試しに背筋をピンと伸ばした姿勢を作ってみてください。
その姿勢を維持すると疲れを感じる部分が出てきます。
その部分こそが筋力が落ちている部位になります。
長時間パソコンを使っていると前傾姿勢となります。
この姿勢が長時間続くと、肩甲骨が背中の中心から離れて外側に開いていきます。
そうなると、肩甲骨周りの筋肉が伸びたままの状態で固定してしまいます。
逆に大胸筋は縮んだ状態で固まってしまいます。
そして肩周辺の筋肉は動かされない状態が続きます。
このように固定された状態が続くと血液の循環が悪くなります。
血行が悪いということは、筋肉に酸素や栄養が適切に送り込まれないという事です。
また、代謝によって作り出された老廃物も排出されません。
その結果、コリや張りが生じてしまいます。
自身の筋力不足という問題を解決して、肩こりを解決していきましょう。
ストレスでも肩こりが生じる時もあります。
ストレスを感じたら、ウォーキングなどで体を動かし、ぐっすり眠りましょう。
GABAを摂るものストレス対策には良いので、一度試してみてください。
※今回の文章は「運動しなさいと言われたら最初に読む本」を参考にしました
※このブログは診断や治療、医療のアドバイスを提供しているわけではなく、情報のみを提供しています。このブログの情報は医療専門家からのアドバイスに代わるものではありません。