造血作用

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鉄の働きについて2021.1.12

鉄分について

人の体において鉄は赤血球の成分としてなくてはならない成分です。

鉄は大きく分けて「ヘム鉄」と「非ヘム鉄」に分かれます。

一般にホウレン草、小松菜、ヒジキなどの植物性食品には非ヘム鉄が、

一方、肉、魚などの動物性食品にはヘム鉄が含まれています。

 

鉄の主な働きは以下の通りです。

~血液を作る~

鉄は赤血球のヘモグロビンの成分に必要なミネラルです。

体内鉄の6070%は「機能鉄」で、赤血球中のヘモグロビンに取り込まれ、

残りの3040%は「貯蔵鉄」として

肝臓や、骨髄、脾臓などに蓄えられます。

そして、機能鉄が不足し、貯蔵鉄を使い切ってしまうと貧血状態になります。

 

鉄が不足すると、貧血、集中力低下、冷え性、息切れなどが起こります。

 

現在の推奨摂取量は、成人男性が7.5mg/日、女性が6.5mg/日です。

実際の平均摂取量は成人男性8.2mg/日、女性7.2mg/日となっています。

 

非ヘム鉄の吸収率は約5%、ヘム鉄の吸収率は約23%です。

非ヘム鉄を摂取する場合はビタミンCや、動物性たんぱく質を

一緒に摂ると吸収率が高まります。

 

サプリメントは、ヘム鉄の方が、非ヘム鉄に比べて吸収率が56倍高く、

胃壁を荒らすこともないので人気があります。

ただし、ヘム鉄は豚の赤血球が主ですので、どうしても抵抗がある人は

植物由来の非ヘム鉄を利用しましょう。

その時、ビタミンCを一緒に摂ると吸収率が上がります。

 

また血液は鉄だけでは作れません。葉酸・ビタミンB12

一緒に入っているものを選ぶと良いですよ。

なお、貧血でサプリメントを使用する場合で、46か月たっても

改善されない場合はサプリメントを変えてみてください。

 

余談ですが、貧血について補足します。

貧血は赤血球の不足、あるいは機能低下により、体内で酸素不足が生じる疾患です。

その結果、目まいや立ちくらみが生じます。

貧血の約3分の2は鉄分不足(鉄欠乏症貧血)です。残りの3分の1はビタミンB12や葉酸不足です。

鉄欠乏症貧血の改善には鉄分の多い食材を摂るのが基本です。

吸収率の良いヘム鉄を含む食材を多く摂りましょう。

 

※今回の記事は糸日谷秀幸先生著書「ミネラル&サプリメントセミナー」を参考にしました。

※このブログは診断や治療、医療のアドバイスを提供しているわけではなく、情報のみを提供しています。このブログの情報は医療専門家からのアドバイスに代わるものではありません。

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