ビタミンB2について 2022.1.6
今回はビタミンB2についてのお話しです
ビタミンB2の働き
ビタミンB2は糖質や脂質、タンパク質の代謝に欠かせないビタミンです。
ビタミンB2の働きには次のようなものがあります。
1.三大栄養素の代謝を助ける
糖質、脂質、タンパク質という三大栄養素をエネルギーに変えるために不可欠な補酵素として
働きます。
なかでも脂質を代謝するときに多く消費されます。
2.発育を促進させる
ビタミンB2は別名「発育のビタミン」と言われています。
これはタンパク質の合成を助けて皮膚や髪、爪などの細胞の再生と新生を
サポートするためです。
発育促進において重要な役割を担っています。
3.過酸化脂質の分解を助ける
ビタミンB2は、老化や生活習慣病の原因となる過酸化脂質を消去する働きに関わります。
過酸化脂質とは、不飽和脂肪酸が酸化されてできる物質のことです。
過酸化脂質に関わるビタミンにはビタミンEとビタミンB2があります。
ビタミンEが過酸化脂質の生成を抑えるのに対し、ビタミンB2は過酸化脂質を分解する酵素の働きを助けます。
ビタミンB2が多く含まれる食材
ビタミンB2はレバー、卵、チーズなどに多く含まれます。
魚介では青魚やウナギなどにも多く含まれます。
アーモンドなどの種実類やキノコ類、納豆にも豊富です。
含有量に差はありますが、幅広い食品に含まれます。
効率の良い食べ方
ビタミンB2は水溶性ビタミンですが、比較的水に溶けにくく、加熱しても壊れにくいので調理法を選びません。
ただし・・・
光に当てると分解が進むので、紙で包むなどして保存するようにしましょう。
ほとんどの食品にビタミンB2は含まれるので、バランスの良い通常の食事を心がけましょう。
※今回の記事は飯田薫子先生、寺本あい先生著書「きちんとわかる栄養学」を参考にしました。