ビタミンDはこのような人におススメ!毎日健康に過ごしましょう2021.3.9
ビタミンD
ビタミンDは以下のような方に摂取することをお勧めします。
・乳幼児や子供
・妊婦
・歯や骨が弱い人
・高齢者
・閉経後の女性
ビタミンDの主な働きは、カルシウムやリンの吸収をサポートし、
骨の形成、維持を促します。
食べものから摂取されたビタミンDは、肝臓と腎臓を経て、
活性型ビタミンDに変換されます。
活性型ビタミンDは、腸でカルシウムとリンの吸収を高め、
血中カルシウム濃度を高めます。
これにより、カルシウムが骨や歯に沈着し、成長促進や骨密度アップの働きをします。
ちなみに、人間の体にあるカルシウムのうち
99%は骨にあり、残りの1%は血液や筋肉中にあります。
血液中のカルシウムは、筋肉の収縮などに役立たれます。
ビタミンDは、この血中カルシウム濃度をコントロールする役割を担っています。
カルシウムの摂取量が少ないと骨にあるカルシウムを血液中に放出し、
カルシウムが十分にあると、骨に蓄えられます。
ビタミンDが欠乏すると骨が曲がったり、歯がグラグラしたり、
骨粗鬆症になったりします。
ビタミンDを過剰に摂取すると吐き気、下痢、脱水症状を起こしたりします。
ただし、日常の食生活でビタミンDの過剰証を起こすことはほとんどありません。
サプリメントで大量摂取した場合に過剰症が起こることがあります。
**ビタミンDは日光で体内合成できる**
ビタミンDは体内で合成することが出来る栄養素です。
皮膚が紫外線に当たると、コレステロールを利用して、
体内でビタミンDに変換することが出来ます。
日常生活で日に当たっている人は、ビタミンDの不足はさほど心配ありません。
ただし、ビタミンDの生産能力が低下している高齢者などは、
十分でないことがあります。
**ビタミンDとカルシウムで歯と骨を丈夫にする**
ビタミンDはカルシウムと一緒に摂ることで、栄養効果を最大限に発揮できます。
おすすめの食品は丸干しの小魚です。
魚は骨の部分にカルシウムを多く含み、内臓部分にはビタミンDが豊富に含まれています。
このため、頭から丸ごと食べられる小魚は、丈夫な骨を作るのにとても効率が良いです。
※今回の記事は則岡孝子先生監修「栄養成分の事典」を参考にさせていただきました。
※このブログは診断や治療、医療のアドバイスを提供しているわけではなく、情報のみを提供しています。このブログの情報は医療専門家からのアドバイスに代わるものではありません。