三大栄養素とは 2021.11.9
三大栄養素とはどのようなものか
栄養素を知ることが、身体づくりの第一歩
私たちの体を構成する様々な栄養素ですが、それぞれ役割と摂取の優先順位があります。
その中で最も摂取の優先順位が高い、いわば栄養素の頂点に君臨しているのが三大栄養素です。
具体的には次の3つ
- タンパク質
- 脂質
- 糖質
この3つはすべてカロリーを持ちます。
そして必要摂取量が多いので、通常グラム単位で摂取している栄養素です。
タンパク質は体の材料となり、脂質と糖質は体のエネルギー源になります。
同じエネルギー源でも脂質と糖質は役割が異なります。
脂質は保存型のエネルギー源で糖質は利用型のエネルギー源です。
用語の解説
タンパク質
- 筋肉、爪、皮膚などを構成する細胞の主成分です
- 体の機能を助けたり調節する酵素やホルモンの材料になります
- まぐろ、鶏ささみ、大豆などに多く含まれています
脂質
- 細胞膜やホルモンなどの材料になります
- ビタミンA,D,Eなどの脂溶性ビタミンの吸収を助けます
- 皮下脂肪、内臓脂肪として骨格や内臓を保護するほか、体内に蓄積できるエネルギー源です
- 牛、豚バラ肉、ウナギなどに含まれています
糖質(炭水化物)
- 主にエネルギー源として利用されます
- 燃焼スピードが速い為、体内に入るとすぐにエネルギーになります
- 米、麺類、パンなどに多く含まれています
三大栄養素という財産
三大栄養素をお金などの財産に例えるとわかりやすいでしょう。
脂質は定期預金みたいなもの
脂質は定期預金みたいなもので、大きな金額(量)が保存できる一方、すぐに使おうと思っても換金に時間がかかります。
銀行の窓口が開いている時間に、通帳と印鑑を持参しなくてはお金になりません。
糖質は普通預金みたいなもの
糖質は普通預金みたいなものです。
口座内の金額は比較的少ないものの、すぐに引き出すことができます。
タンパク質は土地やマンションみたいな財産と言えます。
とても重要ですが、換金に時間がかかりますし、いくらで換金できるか不安定です。
どれが一番ということはなく、三大栄養素はすべて大切です
最近の食指は脂質が過剰になりがちなので、多くの人が少し控える必要があります。
一方で、タンパク質は、ダイエット中の女性や高齢者に足りない傾向があるので
タンパク質を摂るようにしましょう。
※今回の記事は桑原弘樹先生著書「サプリメント健康バイブル」を参考にしました。
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