今日からできる食べ過ぎ対策2021.7.13
多くの人は、普段自分がとっていいるエネルギー量を過小評価しがちです。
ご飯をおかわりしたり、おやつにお菓子を食べたり、コーヒーに砂糖を入れたりと、
「ついつい」していることがエネルギーのとり過ぎにつながります。
どんな人でも、肥満の陰には食べ過ぎが潜んでいます。
肥満を防ぐためには、食べ方も見直すことも重要になります。
**ゆっくり食べること**
食べる速さは肥満と大きく関係しています。
早食いの人は、ゆっくり食べる人と比べて太りやすいというデータがあるそうです。
早食いがなぜ太るのか、その理由のひとつに「肥満中枢」への刺激が考えられます。
肥満中枢が「満腹が」と感じ、食欲にブレーキをかけるまでに、食べ始めてから15~20分
ほどかかります。
食べるスピードが速いと、脳の満腹中枢が刺激される前にたくさん食べてしまい、
結果的に太ってしまいます。
時間をかけて食べる事を意識するだけでも、肥満予防につながります。
簡単なのは、よく噛んで食べること。
一口に30回噛むことを意識すると、落ち着いて食べることができます。
噛んでいる間は箸を箸置きに置くのもお勧めです。
噛む回数を増やすには、料理自体も食べ応えのある食材を選ぶと効果的です。
特に野菜を先に食べるようにすると、噛む回数が増えるうえ、
食物繊維がお腹に溜まり、食べ過ぎを防ぎます。
**小さめのお茶碗を使う**
ご飯などの主食は、糖質が主成分です。
体にとって重要なエネルギー源ですが、とり過ぎると糖尿病や肥満を招く結果となります。
自然にご飯の量を減らすには、お茶碗を一回り小さいものに変えてみましょう。
小さい茶碗によそうほうが、たっぷりあるように感じて、満足度も上がります。
**おいしい食べ物の誘惑の対策**
食べ過ぎてしまう人の傾向として、「お腹がすいていなくても、食べ物があると食べてしまう」こと、
そして、「満足しても、食べ物がなくなるまで食べ続けてしまう」ことがあげられます。
そのため、目の前にお菓子があると食べてしまったり、
食べ放題の店で、元をとろうと考え、たくさん食べてしまうなど、
「おいしい誘惑」に負けやす人が多いです。
そんな誘惑に負けないコツをいくつかご紹介します。
・満腹の時に買い物に行く
空腹のときに食材を買いに行くと、つい余計なものを買ってしまいます。
買い物に行くタイミングは、満腹の時にしましょう。
・お菓子を買い置きしない
家にお菓子があると、つい手が出ます。
買った後のお菓子は、目のつくところに置きっぱなしにしないことが大切です。
・残り物をすぐに片付ける
料理の残り物を見ると、「もったいない」という気持ちから、最後まで食べようとしがちです。
食事が終わったらすぐに片付けて、残り物は翌日の朝食やお弁当のおかずにするなどし、
その日はもう食べないようにしましょう。
そのほか、減塩対策も食べ過ぎ防止に効果的です。
おかずの味が濃いと、ついご飯が進んでしまいます。高血圧予防に加え、
肥満を防ぐためにも、減塩を心がけましょう。
※今回の記事は「日本健康マスター検定」公式テキストを参考にしました。
※このブログは診断や治療、医療のアドバイスを提供しているわけではなく、情報のみを提供しています。このブログの情報は医療専門家からのアドバイスに代わるものではありません。