運動不足を感じる方、健康的に運動してますか?2020.9.11
運動不足を感じる方、健康的に動かしていますか?
皆さん運動不足を感じることはありませんか?
最近実施された「健康づくりの意識調査」の中で「健康ですか?」という問いに対して、
「健康である」と答えた人が約80%だそうです。
ところが、「健康に対する不安は?」と質問すると「不安がある」と答えた人が75%もいたそうです・・・
ちょっと矛盾していますね。
自分は健康であるとしていながらも、
健康への不安は常に抱いているというのは本当に健康であるといえるのでしょうか?
なにか、「健康である」という答えが「健康に不安がある」という気持ちの裏返しのような気さえします。
「健康に気をつけていることは」といえば、
第一位が「睡眠、休養をしっかりとるように心がける」
第2位に「食事に気を配る」
第3位に「定期的に健康診断を受ける」
になっています。
一般に健康管理の三本柱は、
「栄養・休養・運動」
といわれていますが、この調査を見る限り、消極的な健康管理といえそうです。
体力の衰えに不安があるのなら、積極的に運動して、体力維持に努めるべきでしょうが、
運動やスポーツをする人の割合は20%代に留まっています。
本来、人間は動くことによって体の機能を正常に保ち、歴史を刻んできました。
その長い歴史から見れば、現代社会の中での運動不足は体内環境の急激な変化であり、
その変化に人の体が対応できずに、様々なトラブルが発生するといっても過言ではありません。
イギリスで、バスの乗務員3万人を対象に心臓病にかかる割合と、それによって死亡する割合を調査しました。
それによると二階建てバスの中を激しく動き回る車掌よりも、
長時間座ったままの運転手の穂王が心臓病の割合が圧倒的に多かったそうです。
また郵便局の事務員と配達員にも同様の調査を行ったところやはり同じような結果が出たそうです。
その後もこの結果を裏付ける結果が次々と報告されました。
アメリカで出版された「運動不足病」という本によると
「運動不足とは、運動不足によって引き起こされる身体的・精神的障害であり、具体的には、肥満、糖尿病、高血圧等があげられる」
とあります。
つまり、成人病の多くは「運動不足病」ともいえるわけです。
もちろん運動不足だけが原因ではありませんが、原因のかなりの部分を占めているといえます。
とりあえず、散歩からやってみましょう。
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