免疫力を強化する腸内環境2021.5.25
免疫力を強化する腸内環境
いろんな健康誌を読むと、
ほとんどのものが、腸内環境の大切さについて書かれています。
今回の記事も腸内環境についてです。
口から食べ物を取り入れると、胃で消化されて
小腸や大腸で吸収されます。
腸から栄養を血液に取り込むとき、腸内が汚れていると
毒素も一緒に吸収されるため、血液が汚れます
これが、様々な病気を引き起こします。
大腸には100兆個の細菌が存在するといわれています。
同じ菌でも悪玉菌と善玉菌がいて、それらの菌のバランスが腸内環境を
左右しています。
腸内の悪玉菌が繁殖すると未消化物の腐敗が進み、
発がん物質などの有害な物質をつくります。
それらが血液やリンパ液を汚して、免疫力を下げていきます。
おならや便の悪臭が強い時は、悪玉菌が増加していると考えてください。
一方ビフィズス菌などの善玉菌が増えると、お通じが良くなり、
栄養の吸収率が高まります。
その結果、免疫力が向上し、病気にかかりにくくなります。
血液の質も向上するため、皮膚も綺麗になります。
また腸内には悪玉菌、善玉菌の他に日和見菌という菌がいます。
これは悪玉菌と善玉菌のうち数の多い方に味方する細菌です。
ちなみに、腸内ではこれらの腸内細菌がびっしりと敷き詰められた
状態にあり、これを腸内フローラと呼んでいます。
**年齢とともに悪玉菌が増加**
腸内の菌の環境は善玉菌が少し優位に立っているのが理想です。
腸内細菌は年齢とも関係があります。
赤ちゃんの時は善玉菌が支配していますが、成長とともに悪玉菌が増え、
年をとると悪玉菌が優位になる傾向にあります。
このため、普段から腸内環境を良くする食品を積極的にとったり、
腸に刺激を与える運動を行うことが大事になってきます。
**発酵食品が腸を整える**
納豆、みそ、しょうゆ、甘酒などは微生物や酵素の働きによって作られています。
例えば、ぬか漬けはぬかの中で育まれた乳酸菌が野菜を発酵させます。
さらに野菜に含まれる食物繊維が餌になって乳酸菌を増やします。
漬物が古くなると酸っぱくなるのは乳酸菌によるものです。
ただし、漬物を即席で作ることができる漬物調味液は発酵しないので
乳酸菌などの作用は期待できません。
※今回の記事は則岡孝子先生監修「栄養成分の事典」を参考にしました。
※このブログは診断や治療、医療のアドバイスを提供しているわけではなく、情報のみを提供しています。このブログの情報は医療専門家からのアドバイスに代わるものではありません。