動脈硬化とはどういったものか 2022.4.19
今回は動脈硬化とはどういったものかについての記事です
動脈硬化は誰にでもおこる
動脈は酸素や栄養を全身に運んでいる血管です。
血液を送り出すのは心臓ですが、動脈もポンプのように血液を運ぶ作業を行っています。
この動脈がしなやかさを失い弾力性のない硬い状態になるのが動脈硬化です。
すると血液を上手く送り出せず、心臓に負担をかけてしまいます。
また、血管の内側が狭くなり十分な血液が流れないため、酸素や栄養が体全体に行きわたらなくなります。
そのため、あらゆる臓器が正しく機能しなくなります。
さらに、血管の内側ももろくなり、血管が詰まったり血栓が出来たりして、脳梗塞や心筋梗塞を招くこともあります。
動脈はそもそも年齢とともに弾力を失い、硬くなります。
特に自覚症状のないまま動脈硬化は誰にでも起こります。
動脈硬化が進む原因
喫煙者や高血圧、高血糖などが重なると、年齢以上に硬化が進みます。
特に、動脈硬化を早めるのは悪玉(LDL)コレステロールです。
LDLは酸化を受けると動脈の血管壁に障害を与え、その結果、血管が厚くなり血管の通り道を狭くします。
対策
まずは喫煙習慣を見直し、高血糖、高血圧、高コレステロールを防ぐ食事を取り入れることが大事です。
また、活性酸素はコレステロールの酸化を促進して攻撃性を高めます。
活性酸素を除去するために抗酸化成分を含む食品を積極的にとりましょう。
おススメの食材
玉ねぎ・・香り成分アリシンに血行を促進する作用があるといわれている
納豆・・・血栓を溶かす効果が期待されるナットウキナーゼを含む
玄米・・・食物繊維が多く、ミネラルも豊富
酢・・・高血圧を予防
トマト・・・血圧改善作用のリコピン含む
イワシ・・・コレステロールを減少させるEPAを含む
赤ワイン・・・抗酸化作用のあるポリフェノールを含む
※今回の記事は飯田薫子先生寺本あい著書「きちんとわかる栄養学」を参考にしました。