本当のダイエットを目指して2021.1.29
ダイエットについて
私が健康運動実践指導者の資格を取るために、
東京大学の深代千之先生から講義を受けたのですが、
色々と専門的な事を面白く講義していただいたのを覚えています。
その、深代先生の著書「じつはスゴい股関節」の中で、ダイエットや運動について書かれていました。
今後の運動やダイエットの考え方の一助となればと思い紹介させていただきます。
~本当のダイエットを目指して~
身体を動かす、運動するときに、「やせる」ことを目的に挙げる人たちがいます。
「メタボリックシンドローム」という言葉が一般的になってからは腹囲のサイズがその指標に採用されることもあり、
ますます、「やせる」という言葉に敏感な人が増えてきています。
しかし、健康面に限れば、見た目が痩せているから健康であるとは言えません。
とにかく痩せればいいというなら、食事の量を減らすのが最も効果的です。
それに伴って、皮下脂肪が落ち、十分な栄養が届かないことで筋肉も細くなり、痩せて見えるようになります。
しかし、これは表面的な変化ですので、健康的な痩せ方とは言えません。
それがわかっているからこそ苦しい思いをしてジム通いをする人もいるのでしょう。
ところが、健康は目で見ることはできません。
その中で極端な言い方をすれば、苦しさをお金で買っているジム通いを半永久的に続けるのは非常に難しいと思います。
「やせる」ことに関しても、運動を始めてすぐは多少体重が落ちて嬉しくなりますが、間もなく一度止まってしまいます。
この停滞期に挫折してしまう人が多い、と耳にしたことがあります。
ダイエットとは本来「身体の状態を整えること」を意味していました。
それがいつの間にか「やせる」という極端に限定された意味で用いられるようになりました。
今必要なのは、本当の意味での「ダイエット」なのではないでしょうか。
やせる事にとらわれず、身体の状態整える。
義務感からではなく、うまく股関節を使いながら楽しく身体を動かすことを続ければ、それが将来の喜びとなり、
その結果として健康にも恵まれた人生を送れるでしょう。
以上です。
楽しみながらダイエットしていけるといいですね。
※今回の記事は、深代千之先生著書「じつはスゴい股関節」を参考にさせていただきました。
※このブログは診断や治療、医療のアドバイスを提供しているわけではなく、情報のみを提供しています。このブログの情報は医療専門家からのアドバイスに代わるものではありません。