血管を強くする厳選食品「魚の力」2021.9.30
かつて日本人は、毎日のように魚を食べていました。
そのころは怖い血管病になる人はさほど多くありませんでした。
魚に含まれる栄養素が血管を強くし、血液がドロドロになるのを防いでくれたからです。
魚のおもな成分は、タンパク質、EPAやDHAの良質な脂肪酸、ビタミンなどです。
それらが、健康な体をつくる材料となり、生理機能を整えてくれます。
よく「青魚がよい」といわれるのは、EPA・DHAが豊富なためです。
しかし、ほかの赤身魚や白身魚にも、これらの脂肪酸は含まれるので種類にあまり
こだわらず、色々な魚を楽しむとよいと思います。
ただし、大トロなどの高級マグロだけを食べていると栄養が偏ります。
大、中、小の魚をまんべんなく味わいましょう。
**魚の効能**
タンパク質は、体の組織の材料となり、血管の内皮細胞がイキイキと生まれ変わるために
必要な栄養素です。
魚に多く含まれるEPAとDHAは良質の脂肪である多価不飽和脂肪酸で、
体内では合成できないため、食品から摂取するしかありません。
EPAとDHAは悪玉(LDL)コレステロールを減らし、中性脂肪の合成を抑え、
血管を拡張して血流を良くして、血栓ができるのを防ぐ働きを持っています。
そのため、血管を強くするのに大変有効です。
**使い方、食べ方のコツ**
・脂肪酸であるEPAとDHAは酸化しやすいため、新鮮な魚を求め、新鮮なうちに調理しましょう。
・加熱によって脂肪が落ちやすいので、旬の魚であれば、さしみで食べるのが良いでしょう。
・調理法の偏りを避けると、栄養の偏りが防ぎやすくなります。
煮たり、焼いたり、蒸したりと、さまざまな調理法で楽しみましょう。
※今回の記事は島田和幸先生著書『内皮細胞が活性化する食習慣で一生切れない、詰まらない「強い血管」をつくる本』を参考にしました。
※このブログは診断や治療、医療のアドバイスを提供しているわけではなく、情報のみを提供しています。このブログの情報は医療専門家からのアドバイスに代わるものではありません。