野菜の抗酸化パワー 2021.9.28

野菜は抗酸化パワーがあり、血管の若返りに大きな役割を果たしてくれます。

 

野菜には色々な種類があり、含まれる栄養素の割合も様々ですが、

共通して言えるのが、ビタミン類やポリフェノールなどの抗酸化成分が豊富に

含まれ、食物繊維も多く、カロリーが低いことです。

 

抗酸化成分は、体の老化を進める活性酸素を攻撃して無害化します。

血管では悪玉(LDL)コレステロールの酸化が抑えられ、血管の

内皮細胞の内側に酸化LDLコレステロールが溜まるのを防いで、

血管の老化を予防します。

 

一方、食物繊維は、腸内での余分な糖質・脂質の吸収を抑制するので、

血糖値やLDLコレステロール値が上がるのを予防しやすくなります。

その結果、血管の負担が軽減します。

 

また、野菜にはカリウムをたっぷり含むものが多く、体内に入ったカリウムは

体内の余分な塩分を排出します。

さらに、低カロリーである野菜を多めに食べると、満腹感を得やすく、

同じ量を食べても自然に摂取カロリーが減るので、肥満の予防にもなります。

「野菜を多く食べよう」とよく言われますが、その背景にはこのような

ちゃんとした理由があるのです。

 

**野菜サラダを11回は食べる**

食事をするときに旬の野菜を添えたサラダを楽しんだり、温野菜にしたり。

このように、「11回は野菜サラダを食べる」と心がけることで、1か月、1年単位での

野菜の摂取量が確実に増えます。

野菜サラダを毎日食べるのは意識すると簡単に行えることですが、

それから得られる血管の若返りに効果は、とても大きいです。

 

**ドレッシングは少量で**

毎日、野菜サラダを食べる時に注意すべきことが2つあります。

1つはドレッシングの量です。

ドレッシングは塩分や脂肪分が意外と多く、大量にかけると、

野菜を食べるというより、塩と油を摂取していることになります。

サラダにかけるドレッシングの量は少量でOKです。

野菜の味を感じながらおいしく食べられる量に心がけましょう。

もう1つは食べる順番です。

低カロリーの野菜を先に食べると、腹八分目で満足感が生まれ、

食べ過ぎを防ぎやすくなります。

野菜に含まれる食物繊維のおかげで、そのあとに食べるものの吸収が

緩やかになり、血糖値が急上昇するのを抑制できます。

 

今回の記事は島田和幸先生著書『内皮細胞が活性化する食習慣で一生切れない、詰まらない「強い血管」をつくる本』を参考にしました。

※このブログは診断や治療、医療のアドバイスを提供しているわけではなく、情報のみを提供しています。このブログの情報は医療専門家からのアドバイスに代わるものではありません。

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