男性ホルモンが健康を左右する 2021.10.25
男性ホルモンと健康の関係
男性ホルモンが多いとハゲるのか
男性ホルモンが多いとハゲる、と信じている方は多いようです。
これは、眉毛やまつげ、髪の毛の発毛が男性ホルモンに関係があることから男性ホルモンが多いとハゲるという説がまことしやかに言われるようになったのかもしれません。
この考えでいくと、男性ホルモンが大量に分泌される思春期から30代にかけて、男性はすべてハゲになるはずです。
しかし、実際には髪がふさふさしており、男性ホルモンだけが脱毛の直接の原因ではないということがわかると思います。
ただし
男性ホルモンであるテストステロンより強力な
ジヒロテストステロン(DHT)
は薄毛に作用するといわれています。
テストステロンからDHTに変換されるときに必要な酵素を抑えることが薄毛に有効です。
この酵素を抑える成分はウコンやカボチャの種、大豆イソフラボンなどに含まれます。
定年と男性ホルモン
週刊誌の連載に「待ってました定年」というページがありました。
定年後にユニークな活動をされた方を毎週紹介したものです。
定年は第二の人生、定年になったら、あれもしたい、これもしたいと考える方は多いと思います。
定年後は毎日予定を入れてサラリーマン時代に封印した趣味を楽しみます。
ところが、ほとんどは半年もすれば、やってみたいことを一通りやり終えてしまうものです。
すると、判で押したように、その後、がっくりする人が多いのも事実です。
家の中でゴロゴロして、急に頑固になりイライラしているかと思うと、ガックリして元気がない。
これは典型的な男性ホルモンの減少症です。
しかし、本人はいたって普通だと思っています。
ところが妻にとっては、今まで会社と接待でほとんど家にいなかった夫がいつも家にいて、しかも三食すべての食事の世話をしなければいけないのでいい加減嫌になってきます。
中には夫が家にいることが妻にとってストレスになり、不眠症になる奥さんさえいます。
これは、夫婦双方にとって不幸な話です。
定年になって、男性ホルモンが満ち溢れている人は、行動的で前向きなので、自分で楽しみを見つけて出かけたり、あるいは妻と一緒にゴルフに行ったりするので妻も喜びます。夫の定年を心から喜べるでしょう。
ところが男性ホルモンが減少している人は、やる気もなく常にゴロゴロして、家庭の粗大ごみになっています。
妻が出かけようとすると
「どこ行くんだ。わしも行く」
と、わしもわしもの「わし族」になってしまいます。
これが酷くなると、今はやりの熟年離婚になりかねません。
男性ホルモンを減らさないようにしていきましょう。
※今回の記事は堀江重郎先生著書「ホルモン力が人生を変える」を参考にしました。
※このブログは診断や治療、医療のアドバイスを提供しているわけではなく、情報のみを提供しています。このブログの情報は医療専門家からのアドバイスに代わるものではありません。