ビタミンB6について 2022.1.18
ビタミンB6の働きについて
ビタミンB6の働き
ビタミンB6の主な働きは以下のようなものがあります。
1.タンパク質の代謝をサポートする
体内のタンパク質は、分解と合成を繰り返して一定の量を保っています。
ビタミンB6は食品からとったタンパク質を分解してアミノ酸にします。
必要に応じて体内のタンパク質を再合成する過程を補酵素としてサポートします。
また、糖質や脂質の摂取が足りない場合、そのままではエネルギー不足を起こしてしまいます。
それを防ぐために、体に蓄積したタンパク質は分解されエネルギー源になります。
この過程でもビタミンB6は補酵素として働きます。
2.脳の神経機能の維持を助ける働き
ビタミンB6はアミノ酸の代謝の補酵素としても働くことから、アミノ酸を材料とする脳の神経伝達物質の合成に作用します。
3.さまざまな生理作用をサポートする働き
ビタミンB6は、脂質の代謝や赤血球の合成をサポートするほか、ホルモンの働きの調整などにも作用します。
どのような食材に含まれるか
ビタミンB6はおもに肉や魚介類などの動物性食品に多く含まれますが、野菜などにも含まれるとりやすいビタミンです。
肉類ではレバーのほか、鶏ささみ、魚介はマグロの赤身に豊富です。
効率の良い食べ方
ビタミンB6は加熱や光に弱く、水に溶ける性質があります。
すでに調理してある冷凍食品などの加工食品よりも、生の食品を選ぶのがおすすめです。
ビタミンB6の摂取量はタンパク質1gあたり0.019mgとされ、タンパク質の摂取量によって変わるのが特徴です。
これはビタミンB6の働きがおもにタンパク質の代謝であるためです。
※今回の記事は飯田薫子先生、寺本あい先生著書「きちんとわかる栄養学」を参考にしました。
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