ミトコンドリアと代謝と鉄の関係 2020.10.29
ミトコンドリアと代謝と鉄の関係
今回はミトコンドリアについての情報をお届けします
ミトコンドリアが上手く働くには
通常の人間は細胞の中の「ミトコンドリア」という器官で効率の良いエネルギー代謝が行われます。
ミトコンドリアは1つの細胞に数えきれないほど存在します。
平均で300個程度、場所によっては数千個におよぶミトコンドリアが存在します。
ミトコンドリアは膨大なエネルギーを生み出しますが、その過程で
- ビタミン
- ミネラル
が必要になります。
その中でも最も必要なのが
「鉄」
です。
鉄が不足しているとどうなるか
ビタミン、ミネラルが体内に不足したら良いエネルギー代謝が行われなくなり、「代謝崩れ」を起こすことになります。
その「代謝崩れ」に関して最も影響が大きいのが、「鉄欠乏症」です。
通常は、このミトコンドリアが酸素を使って糖質や脂質をエネルギーに変換します。
そのエネルギー代謝の最終段階で鉄が必要になります。
そこで鉄が不足していると、それ以前の全ての段階での代謝が正常に行われたとしても、代謝はストップし、エネルギーが作られなくなります。
つまり、鉄欠乏症だとミトコンドリアがきちんと動かず、エネルギーがきちんと作れなくなります。
解糖系
すると、身体はもう一つの異なる代謝の回路を動かします。
それが「解糖系」と呼ばれるものです。
「解糖系」は原始的なエネルギー代謝回路で、「酸素」も「ミトコンドリア」も使いません。
そしてビタミンや鉄などのミネラルも使いませんが、非常に非効率的です。
体を酸性に傾けたり、体温を低下させたりします。
そして「解糖系」の材料となるのが「糖質」のみです。
鉄欠乏症の人が糖質を渇望するのは、この解糖系エンジンが働くためです。
鉄不足になると糖質を欲しがる
細胞が糖質しか使えない状態が体のあちこちで発生し、効率も悪いため、糖質を体が欲してしまうのです。
つまり、鉄不足は糖質依存を発生させます。
ミトコンドリアと解糖系の違い
糖からエネルギーを生み出す工程である「解糖系」は私たちの細胞1つ1つに備わっています。
- 解糖系という「小さな工場」
- ミトコンドリアという「大きな工場」
細胞の中にはこの2つの工場があると考えれば良いかもしれません。
もちろん、小さな工場である解糖系では私たちの活動を支える膨大なエネルギーをとても賄えません。
健康に生きていくためには、大きな工場であるミトコンドリアをフルに稼働させる必要があります。
その為には、鉄不足にならない様に日ごろから食生活を気にしましょう。
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※今回の文章は一部「薬に頼らず血糖値を下げる方法」・「実践 腸脳力」を文献を参考にしました。
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