寝たきりにならないために筋トレ 2020.10.27
寝たきりにならないために
寝たきりの症状とは・・・足腰が衰えて自分の力で日常生活が送れない状態です。
寝たきり予防のトレーニングとは・・・一言で言って主に下半身を鍛えるエクササイズです。
「最近なんとなく疲れやすくなった~」
そんな風に感じるのは年齢のせいだけだと思っていませんか?
確かに年齢のせいもあるかと思いますが。
年をとると体脂肪が増えて、筋力が落ちてきます。
そうなると、体を動かすのがしんどくなってきます。
筋肉量は20代から30代をピークに減り始めます。
しかし、50代になっても60になっても70になっても、
筋力トレーニングを行えば筋肉は増えますので今日からでも是非トレーニングを始めましょう。
疲れやすくなったのは「老化」だけが原因ではありません。
老化よりも日常生活で体を動かさなくなってしまっていること。
つまり、「生活活動量の減少」で運動不足に陥ることで疲れやすくなっているのです。
最近では買い物でさえネットで済ませてしまい、
一日中外出しなくても生活できる世の中になりました。
そうなると当然運動不足になりますよね。
「21世紀における第2次国民健康づくり運動」によると、
1997年と2009年の15歳以上の1日の平均歩数は男女ともに
約1000歩減少したそうです。
これは簡単に計算すると約10分の身体運動になります。
毎日10分の運動量が減少なんて相当減っています。
なんとか生活を改善しないといけません。
このままほっといておいたら、もっと運動不足になり、その先に待っているのが
ロコモティブシンドローム(運動器症候群)です。
あまり聞きなれない言葉でしょうが、今後頻繁に出てくる言葉になると思います。
ロコモティブシンドローム(通称、ロコモ)とは、
関節や、骨、筋肉などの「運動器」が衰えることで、
自分一人で生活を行うのが困難な状態を指します。
次のような簡単なテストで自分がロコモになりかけているかどうかわかりますので、
お時間があるときに試してみてください。
その簡単なテストとは、「椅子からグラつかず片足で立ち上がれるかどうか」のテストです。
このロコモ危険度チェックは片足立ちする椅子の高さが低いほど足腰に問題ないということになります。
<片足で立ち上がれる椅子の高さと年齢層>
年齢層 椅子の高さ(男) 椅子の高さ(女)
20~29歳 20cm 30cm
30~39歳 30cm 40cm
40~69歳 40cm 40cm
70歳~(両足) 10cm 10cm
やるときのポイントは
・両腕を胸の前で組む。
・反動はつけない
・椅子には浅めに座る
・完全に立ち上がったら3秒立ったままキープ
・70歳以降は両足で行う
このテストをやってみて自分がロコモの疑いがある人は、
まず、体を動かす習慣をつけましょう。
ウォーキング20分を毎日続けてみたり、スクワットを毎日やってみましょう。
※今回の記事は「運動しなさいといわれたら最初に読む本」の文章を一部参考にさせていただいています。
※このブログは診断や治療、医療のアドバイスを提供しているわけではなく、情報のみを提供しています。このブログの情報は医療専門家からのアドバイスに代わるものではありません。