日本人の4割は睡眠不足 2021.11.22
日本人の睡眠は深刻です
経済協力開発機構(OECD)の平均睡眠時間の調査によると、日本人の睡眠時間はOECDの30か国中
なんと・・・ワースト1位
日本人は世界的に最も睡眠時間が短い国
日本は世界平均睡眠時間よりも61分も短いのです
睡眠6時間未満の人の割合(厚生労働省調べ)
男性 | 36.1% |
女性 | 39.6% |
性・年齢階級別では男性の30~50代、女性の40~60代で4割を超えています。
7時間以上の睡眠の人の割合(厚生労働省調べ)
男性 | 29.5% |
女性 | 25.7% |
つまり、日本人の役4割が睡眠不足であり、健康的な睡眠がとれている人は3~4人にひとりしかいないといえます。
不眠は加齢とともに増加します
60歳以上では約3人に1人が睡眠の問題で悩んでいます。
また、日本人の14人に1人が睡眠薬を服用しています。
多くの日本人は睡眠を見直す必要があります。
睡眠不足・睡眠障害・睡眠負債は何が違うのでしょうか
睡眠不足
必要な睡眠時間が確保されていない人が「睡眠不足」です。
何時間以下が「睡眠不足」かは議論がありますが、ほとんどの睡眠研究では「6時間以下」の群で大きな健康の害が現れるので、この記事では「睡眠時間6時間以下」の人を「睡眠不足」とします。
また、8時間眠っていても「睡眠の質」が悪く、十分に疲労が回復していないのなら、それも「睡眠不足」となります。
「量(時間)」または「質」において睡眠が足りていない状態が睡眠不足です。
睡眠負債
「睡眠負債」とは、日々の睡眠不足が借金のように積み重なり、心身に影響を及ぼす恐れのある状態のこと。
「睡眠負債」は疲労や認知機能低下が常態化し、集中力が低下し生産性が低下します。
たった1週間の睡眠不足でも「睡眠負債」はたまります。
週末2日間の十分な睡眠でも「睡眠負債」の返済は出来ません。
「睡眠負債」が長期にわたると、生活習慣病のリスクが飛躍的にたかまります。
睡眠障害
「睡眠障害」は寝たいけど寝れないという人です。
日中の眠気も強く、仕事や勉強、生活に支障をきたす状態です。
健康的な質の良い睡眠を目指していきましょう。
※今回の記事は樺沢紫苑先生著書「ブレインメンタル強化大全」を参考にしました。
※このブログは診断や治療、医療のアドバイスを提供しているわけではなく、情報のみを提供しています。このブログの情報は医療専門家からのアドバイスに代わるものではありません。