腎臓の働きの低下について 2022.5.16
今回は腎臓の働きについてのお話しです
腎臓の働きの低下とはどのような状態か
腎臓は血液中の老廃物等、体に不要なものをろ過して尿として排泄し、必要なものは再吸収する器官です。
血液中の赤血球をつくる、血圧の調整に関わるホルモンを生成するといった働きもあります。
腎臓の働きが悪くなると余分な水分や塩分、老廃物が排出できずに体内にたまり、ホルモンの分泌も滞ってむくみや倦怠感に襲われたり、血圧が上がったりします。
放っておくと腎不全になる場合もあります。
対策
腎臓の機能低下には、病気が関わっていることもありますが、高血圧や高血糖、脂質異常症を放っておいたことによって、腎臓内の血管が痛み、機能低下の慢性子が進行したケースがよく見られます。
初期症状なら、食事を中心に生活習慣を改善することで、病気への進行を防ぎましょう。
過剰にならない程度に水分補給を行い、塩分の取り過ぎに注意し、バランスの良い食事を心がけましょう。
高血圧、高血糖中性脂肪が多い人は、これらを防ぐ食事を心がけましょう。
とくに、過剰なタンパク質は、血液中に代謝後の老廃物を増やすため、適量の摂取を心がけましょう。
腎機能が悪いと、カリウムを体外に排出できず、血中のカリウムの濃度が高くなります。
野菜や果物は水にさらすなど、カリウムを減らすようにしましょう。
血圧が高いと腎臓の機能を低下させます。
血圧を安定させるためには適度な運動や十分な睡眠が必要です。
おススメの食材
くず切り:カリウムをほとんど含まない食材
カレイ:摂取量を抑えたいリンが魚介の中では少なめ
リンゴ:カリウムが比較的少なめ
※今回の記事は飯田薫子先生寺本あい先生著書「きちんとわかる栄養学」を参考にしました。