腸内腐敗便の原因とその予防・改善方法2020.10.13
腸内腐敗便を引き起こす原因
腸内腐敗便を引き起こす原因には次のことが挙げられます。
- 食生活
- 消化不良
- 精神的ストレス
- 遺伝的消化不良
- 食品添加物
- 運動不足
- 睡眠不足
それぞれの内容について詳しく見ていきます
食生活
現代人は野菜、海藻、きのこなど食物繊維を含む食材の摂取が減っています。
そして、ほとんどの人が間食を摂らない日はないのではないでしょうか。
そのため、腸の中は腐りやすい食べ物でいっぱいです。
高カロリー、高たんぱく、高脂肪などで、糖尿病や循環器系の疾病、
メタボが増え続けています。
高栄養により腸内が腐敗便化していきます。
腐敗便の毒素を浄化するために多くの体内の酸素を使うため、
体内は酸素欠乏状態です。
消化不良
早食い、大食いの人は、唾液とよく混ざらずに胃の中へ入っていきます。
唾液は消化酵素の働きがあるため、
その消化酵素不足から消化不良を起こし、
腸内の腐敗便化を起こします。
精神的ストレス
精神的ストレスは消化酵素分泌バランスが狂い、
消化不良から腸内腐敗便を引き起こします。
また、精神的ストレスによる血管収縮で、
血行不良による体内の酸素欠乏が起こります。
遺伝的消化不良
遺伝的に消化酵素の分泌バランスや不良が起きやすい体質の人がいます。
暴飲暴食や、体質に合わないものを食べると、
消化不良を起こし、その後腸内腐敗便になっていきます。
アレルギー体質の人がアレルギーの時には、
腸内腐敗便化が起こっている可能性があります。
食品添加物
保存料や着色料などの化学物質は、
腐敗便を予防する、腸内の善玉菌を減少させてしまいます。
逆に、悪玉菌を増殖させるため、腸内腐敗便が増えます。
運動不足
運動不足は消化酵素の分泌が減少します。
消化酵素が減少すると腐敗便化が起こります。
そして、運動不足は大腸のぜん動運動を衰退させてしまい、
便秘の原因になってしまいます。
睡眠不足
睡眠不足になると、脳細胞が酸素欠乏となり、
また、自律神経のアンバランスによる、消化酵素の分泌不良へと繋がります。
その結果、腸内腐敗便化が起こります。
腸内腐敗便の予防と改善
腸内腐敗便を予防・改善のためには、
以下のものを意識して摂ってください。
- 有胞子性乳酸菌
- ビフィズス菌
- 食物繊維
- フコイダン
これらの働きについて説明します。
有胞子性乳酸菌
簡単に言うと、
植物性の乳酸菌です。(キムチ、納豆、ぬか漬け等)
動物性乳酸菌よりも植物性乳酸菌の方が、生きたまま小腸・大腸まで届きます。
生きたまま届くことで腸内環境を整えます。
最低でも1週間腸に滞在し、腐敗便を予防することで腸の病気を予防します。
ビフィズス菌
ビフィズス菌は腐敗便を予防します。
クラフトオリゴ糖を餌にして、48時間前後腸内の消化を助けます。
ですので、クラフトオリゴ糖も一緒に摂ると効果も上がります。
食物繊維
働きとして、
善玉菌の餌になったり、
大腸のぜん動運動の促進をします。
フコイダン
フコイダンとは海藻(わかめ、昆布、モズクなど)のヌルヌルに含まれる成分です。
腸内の環境改善により、消化を助け、胃の粘膜を守ります。
そして、ピロリ菌を減少させる効果もあります。
まとめ
第二の脳といわれる腸。
さまざまなことで、コンディションを崩します。
常日頃から、腸を大事に、そしていつまでも健康な身体でいましょう。