そもそもサプリメントとは何なのか? 2021.11.1
**サプリメントは食品である**
サプリメントは日本語で栄養補助食品などと訳されることが多いのですが、
この名称には2つのポイントがあります。
ひとつは「補助」するという点です。
補助するということは、補助されるものがあるということです。
それが栄養であり食事です。
つまり、通常は食事で賄う栄養素の足りない面を補助するものが
サプリメントです。
ですから、最低限の食事の充実は必要です。
もうひとつのポイントは「食品」ということです。
形状としては医薬品のようなものもありますが、日本国内で販売されるサプリメントは
すべて食品です。
食品ですから、飲み方や使い方には厳密なルールは存在しません。
また、効果・効能を謳うこともできません。
簡単に言えば、決まりがないから安心して使えるけれど、決まりがないからこそ
使い方が分かりにくいといった印象になるかもしれません。
良くも悪くもこれがサプリメントです。
**主役になるサプリメント**
サプリメントにはもうひとつ、別の顔があります。
専門用語で「エルゴジェニックエイド」と呼ばれるもので、本来は補助として
扱われる脇役的な存在のサプリメントが、主役のように扱われるジャンルです。
「エルゴジェニックエイド」はエネルギーを生産したり、疲労を回復させたりするなど、
運動能力を向上するうえで有効と考えられる物質を指します。
よりパフォーマンスを上げるためのサプリメントと言えます。
全体から見ればほんの一部のサプリメントに限定されますが、クレアチンや
カフェインなどがエルゴジェニックエイドに分類され、これらを上手に利用することで
パフォーマンス向上を後押ししてくれます。
※今回の記事は桑原弘樹先生著書「サプリメント健康バイブル」を参考にしました。
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