アミノ酸ってどんなもの 2021.11.18
タンパク質はアミノ酸でできている
20世紀が「ビタミンの時代」と呼ばれたのに対し、21世紀は「アミノ酸の時代」と呼ばれています。
アミノ酸という名前はよく聞くものの、実際は今一つわかりにくい栄養素かもしれません。
アミノ酸とは何か
アミノ酸とは、タンパク質を構成している最小単位の物質です。
つまり、タンパク質を分解するとアミノ酸になります。
例えば肉を食べた場合、肉に含まれるタンパク質は主に胃で消化された後に分解され、小腸で吸収されます。
これがアミノ酸です。
ただし、タンパク質を構成していないアミノ酸も存在します。
例えば、脂肪燃焼にかかわる「L-カルニチン」、瞬発的なパワーを生み出す「クレアチン」、二日酔いにきくといわれる「オルニチン」。
これらはどれもアミノ酸に分類されますが、タンパク質構成していないアミノ酸です。
アミノ酸の種類
実はアミノ酸の定義にあてはまる栄養素は500種類ほどあるといわれています。
そのうちのたった20種類のアミノ酸だけが、タンパク質を構成しているアミノ酸なのです。
さらにはその中の9種類のアミノ酸だけが、タンパク質を構成しているアミノ酸で、必須アミノ酸と呼ばれています。
この9種類のアミノ酸はチームプレーが大前提となります。
どれか一つが大切なのではなく、9種類のそれぞれが反応しあって初めて力を発揮します。
一方で、アミノ酸は個々に力を発揮するケースもあります。
※今回の記事は桑原弘樹先生著書「サプリメント健康バイブル」を参考にしました。
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