メタボを食い止めよう2021.7.8
メタボを食い止めよう
内臓脂肪型肥満は、血圧や血糖値を上げて、血中脂質のバランスを乱します。
これらが複数重なって起きている病態を「メタボリックシンドローム」と言います。
メタボ対策は社会に広く浸透するようになりましたが、その危険性については
深刻にあまり受け止められていないのが現状です。
**メタボ診断基準**
・腹囲が男性85cm以上、女性が90cm以上
プラス
次のいずれか2つに当てはまる人がメタボといわれます。
・空腹時血糖値 110mg/dL 以上
・血圧 上が130mmHg以上 または 下が85mmHg以上
・中性脂肪 150mg/dL または HDL(善玉)コレステロール 40mg/dL未満
上記数字はいずれも治療が必要なほど高い数値ではなく、自覚症状もほとんどありません。
そのため、健康診断で指摘されても放っておく人が少なくありません。
しかし、このままにしておくと、動脈硬化を引き起こす可能性も出てきます。
早めのうちに対策しましょう。
**大きな病気につながる**
厚生労働省の2015年「人口動態調査」によると、日本人の死因について、
心疾患は第2位、脳血管疾患は第4位でした。
いずれも動脈硬化が原因となって起きることが多く、メタボはこれらの発症リスクを間違いなく上げています。
また、メタボはさまざまな生活習慣病の要因にもなります。
高血圧、糖尿病、脂質異常症はもちろんのこと、腎臓で動脈硬化が進行すると、
慢性腎臓病につながります。
そのほか、認知症や大腸ガンにも影響を及ぼすことがあります。
**最大の要因**
このように内臓脂肪型肥満の行きつく先には、あらゆる病気が待ち受けています。
メタボを遠ざけ、健康に長生きするには、肥満の予防改善が必要です。
肥満の最大の要因は「食べ過ぎ」と「運動不足」です。
自分の生活を振り返り、肥満の原因を一つずつ改善していきましょう。
※今回の記事は「日本健康マスター検定」公式テキストを参考にしました。
※このブログは診断や治療、医療のアドバイスを提供しているわけではなく、情報のみを提供しています。このブログの情報は医療専門家からのアドバイスに代わるものではありません。