レシチンの効果2020.9.10
レシチンの効果
最近話題になっている「レシチン」の効果について説明します。
レシチンは卵や大豆に含まれるリン脂質の一種です。レシチンの持つ主な効果を挙げると、
①血中のコレステロールを溶かす。
②細胞を蘇らせる。
③脳の機能を活性化させ、ボケを防ぐ。
④相乗効果でビタミンEの機能を高める。
などがあり、現代の社会問題である成人病に大きく作用することが知られています。
(ちなみに、ビタミンEの主な効果は、抗酸化作用であり、細胞を元気にする働きや、老化防止の働きがあります)
<生命体の基礎である細胞膜はレシチンが主成分>
レシチンは人間をはじめ動物の体を構成している物質でもあります。
体のどこにあるのかというと、人間の細胞です。
一つ一つの細胞膜の主成分がレシチンなのです。
脳神経系や、肝臓、血液などの重要な部分に特にもレシチンが多く含まれています。
体は約60兆の細胞で構成されていて
毎日そのうちの2%が死に2%が新しく生まれ変わるといわれていますが、
歳をとるにつれ、死んでいく細胞の数が生まれ変わる細胞の数を上回ります。
これが、俗にいう老化現象です。
ケガをしたら傷も治りにくくなり、シミやしわもできてきます。
細胞自体を若い時の元気のよい状態にしておけば、
老化現象も最小限に抑えられると考えられます。
ですから、細胞膜の主成分であるレシチンを十分にとることが、
老化防止に最適という理論になります。
もう一つの大きな作用が、血管掃除です。
卵の卵黄の乳化作用により油と酢が混ざりあいマヨネーズが出来ることはご存じの方も多いかと思いますが、
実はこのような強力な乳化作用がレシチンにあります。
血管の壁などに溜まったコレステロールを乳化して血中に溶かします。
さらにコレステロールには善玉の物もあり、こちらは余分なコレステロールを肝臓に送り出す働きがあるのですが、
レシチンにはこの善玉コレステロールを増やす効果もあります。
他にも様々な効果があります。
食物から摂るのもよろしいですが、
それが難しい場合はサプリで補うのも良いかもしれません。
※このブログは診断や治療、医療のアドバイスを提供しているわけではなく、情報のみを提供しています。このブログの情報は医療専門家からのアドバイスに代わるものではありません。