必須アミノ酸の種類2021.4.12
必須アミノ酸のの種類
必須アミノ酸には次のものがあります
・トリプトファン
・フェニールアラニン
・リジン
・ロイシン
・イソロイシン
・バリン
・スレオニン
・ヒスシジ
・メチオニン
**トリプトファンの効果**
トリプトファンには
・睡眠を正常にする
・抗うつ作用
・不安、緊張を和らげる
・更年期障害を改善
などの効用があります。
不足すると
・睡眠障害
・精神不安定になります
**フェニールアラニンの効果**
フェニールアラニンは脳と神経で信号を伝達する神経伝達物質として働きます。
また、興奮性の神経伝達物質である
ノルアドレナリンと、ドーパミンの合成に関与します。
そのため、精神を高揚させ、血圧を上昇させる作用があります。
不足すると
気分の落ち込みを招きます。
**リジンの効果**
リジンは体のタンパク質の組み立てになくてはならないアミノ酸です。
リジンの作用として
・タンパク質の吸収を促進する
・代謝を促進する
などがあげられます。
ヘルペスがあったり疲れやすい人におススメです。
不足すると
・疲れやすくなる
・集中力の低下
・めまい
・吐き気
・目の充血
などの症状がおこります。
**ロイシンの効果**
ロイシンは幅広く食品に含まれています。
ロイシンは肝機能を高めて、筋肉を強化するのに効果的です。
疲れやすく、体力をつけたい人に適しています。
**イソロシンの効果**
イソロシンの効果として
・体の成長を促進
・神経の働きをサポート
・血管拡大
・肝機能の向上
・筋力強化
などのがあります。
**バリンの効果**
バリンの作用は
・成長を促進する
・血液中の窒素バランスを調整する
などがあります。
タンパク質が代謝されるときに窒素が排出されますが、
窒素バランスをプラスにすることで、筋肉の成長が促進されます。
スポーツ前やスポーツ中に摂取するとエネルギー源となり、
スポーツ後に摂取すると筋肉のダメージを軽減します。
**スレオニン**
スレオニンは新陳代謝を促す働きをします。
また、肝臓に脂肪が蓄積するのを防ぎ、脂肪肝を予防する働きがあります。
不足すると
・食欲不振
・貧血
・成長不良
などの症状が現れます。
**ヒスチジンの効果**
ヒスチジンの作用として
・成長促進
・神経機能を助ける
・関節炎の症状を緩和
などが挙げられます
子供の成長に欠かせないアミノ酸です。
**メチオニンの効果**
メチオニンの作用として
・肝機能の維持
・かゆみや痛みの軽減
・うつ症状の改善
などがあります。
不足すると、利尿機能がおとろえ、むくみなどが生じます。
**まとめ**
必須アミノ酸はいずれかが不足すると、
他の必須アミノ酸の働きも低下します。
必須アミノ酸をバランスよく含んでいるものを「良質タンパク質」といいます。
良質タンパク質を摂っていきましょう。
※今回の記事は則岡孝子先生監修「栄養成分の事典」を参考にしました。
※このブログは診断や治療、医療のアドバイスを提供しているわけではなく、情報のみを提供しています。このブログの情報は医療専門家からのアドバイスに代わるものではありません。