体にいい油とは 2022.2.1
今回は体にいい油についてのお話しです
良い油は積極的にとる
近年、オリーブ油やあまにアマニ油などの効果に注目が集まり「体にいい油は積極的にとった方がいい」という流れがあります。
これらの成分は、植物や魚などに含まれる不飽和脂肪酸です。
種類によって血中コレステロールや中性脂肪を減少させるなど、体に良い様々な働きがあります。
一方、肉の脂身やバターなどに含まれる飽和脂肪酸と呼ばれる成分は、摂りすぎると血中コレステロールや中性脂肪を増加させ、動脈硬化を進行させる可能性があります。
飽和脂肪酸よりも体にいいとされる不飽和脂肪酸には以下の2つがあります。
✔一価不飽和脂肪酸(n-9系)
✔多価不飽和脂肪酸(n-6系、n-3系)
実はn-6系の油のとりすぎはHDL(善玉)コレステロールを下げるなどの弊害も報告されております。
また、n-3系の油を多く含む青魚のカロリーは低脂肪の魚の2~3倍です。
結局、いろいろな油をバランスよく摂ることが最も体にいいです。
油の摂取量のバランスの目
飽和脂肪酸:一価不飽和脂肪酸:多価不飽和脂肪酸=3:4:3
n-6系:n-3系=4:1
一価不飽和脂肪酸(n-9系)
n-9系には次のような油があります
・オリーブ油
・紅花油
・なたね油
多価不飽和脂肪酸(n-3系)
n-3系には次のような油があります
・えごま油
・アマニ油
・魚油(DHA,EPA)
多価不飽和脂肪酸(n-6系)
n-6系の油には次のようなものがあります
・大豆油
・コーン油
・ごま油
・ひまわり油
※今回の記事は飯田薫子先生、寺本あい先生著書「きちんとわかる栄養学」を参考にしました。