朝寝起きが辛い原因2021.10.14
副腎疲労と寝起きの関係
今回は寝起きについての情報です
寝起きが辛い原因
最近、「寝起きが辛い」と答える人が増えています。
睡眠をしっかりとった日でも、寝起きが悪く疲れがとれないという人は少なくありません。
その場合には、副腎が疲労している可能性も考えられます。
副腎について
副腎は腎臓の上部にある臓器で、身体の機能を保つために様々なホルモンを出しています。
その中でも副腎皮質で作られるコルチゾールというホルモンは次のような働きがあります。
- ストレスから体を守る
- 血糖値を調整する
- 血圧を正常に保つ
睡眠不足や慢性的にストレスを受ける状態が続くと、副腎はストレスと闘うために過剰にコルチゾールを分泌し続けます。
その結果として副腎が疲労して、必要な時にコルチゾールを分泌できなくなります。
副腎疲労
この「副腎疲労」の状態になると、本来は朝に上昇するはずのコルチゾールの血中濃度が上がらず、その結果、血圧も、血糖値も体温も上がらないために体も覚醒できません。
その結果、朝の寝起きが辛くなってしまいます。
副腎回復食
副腎の回復を促す食品を紹介しますので、普段から意識して摂りましょう。
◎タンパク質・・・牛肉、豚肉、鶏肉、魚、大豆などのタンパク質は副腎の回復に必須です
◎脂肪・・・DHA・EPA、アーモンド、クルミ
◎炭水化物・・・玄米、蕎麦
◎野菜・・・色の濃い野菜をしっかりとる(黄、赤、紫、緑)
運動をして副腎の回復を促す
筋トレやジョギング、ウォーキング、ヨガ等がおすすめです。
サプリメントの活用
サプリメントを活用して副腎を回復する場合には、以下のサプリメントが良いかと思います。
ビタミンC
ビタミンCはコルチゾールが生成されるときにビタミンC使われます。
ですので、ストレスがかかると、大幅にビタミンCが減少します。
ビタミンCは4時間おきに摂ると効果的です。
サプリメントを購入するときは、合成のビタミンCよりも、自然界のもので作られたものを選びましょう。
ビタミンB群
◎ビタミンB群はコルチゾールなどの副腎ホルモンを生成するときに必要になります。
ポリフェノール・ファイトケミカル
副腎ホルモンを生成するときに、細胞内で活性酸素が発生します。
副腎の回復には活性酸素対策のためにポリフェノールをとることも必須です。
マグネシウム
副腎のエネルギー産生はマグネシウムの依存度が高いです。副腎疲労の回復には欠かせないミネラルです。
副腎の回復には3か月程度かかりますので焦らずに行いましょう。
※今回の記事は前野博之先生著書「成功する人ほどよく寝ている」を参考にしました。
※このブログは診断や治療、医療のアドバイスを提供しているわけではなく、情報のみを提供しています。このブログの情報は医療専門家からのアドバイスに代わるものではありません。