腸内の細菌が健康のカギ2021.8.23
健康は、腸内フローラ(腸内細菌)のバランスをどう考えるかということにつきます。
実は腸内細菌ではっきりとした存在が分かっているのは3割に過ぎません。
残りの7割は未知の菌です。
それらの未知の菌を日和見菌と称しています。
日和見菌は「酪酸」という物質を生産していることが多いそうです。
酪酸・酢酸・プロピオン酸は腸内細菌を良くする物質です。
中でも酪酸はガンの細胞を抑制する重要なカギとなるものです。
これまで、健康のためには乳酸菌、ビフィズス菌が重要であると言われていましたが、さらに日和見菌の中で酪酸を産生する「酪酸菌」も大切になってきます。
酪酸菌を十分に生かすには食物繊維、つまり野菜をとることがポイントです。
**腸内フローラの理想的なバランス**
善玉菌:悪玉菌:日和見菌=2:1:7
を目指したいものです。
年をとるとバランスがくずれて、1:2:7あるいは1:3:6になることもあります。
ニュー・ヘルスフーズの商品「c&c+」は乳酸菌や食物繊維を多く含んだ商品ですので、腸内バランスが気になる方は一度試してみてください。
**病気と腸内フローラ**
・うつ
腸内フローラは心の状態にも密接に関係します。
腸内フローラのバランスが崩れると精神状態に影響を及ぼすアドレナリン、ドーパミン、セロトニンといった脳内物質の分泌に異常をきたします。
そのため、うつや、様々な精神疾患の原因になります。
また、腸内フローラが変わると、無気力な人が活発になったり、攻撃的な人が穏やかになったりと、人間の性格も変わります。
・糖尿病
糖尿病は一度かかると完治は難しいといわれていました。
ところが、アメリカの実験で、ある腸内細菌によってインスリンの分泌が4倍に増えることが分かりました。
腸内フローラにその菌が増えれば、糖尿病にかかりにくくなります。
現時点では、食物繊維やポリフェノールを多くとることが有効といわれています。
・ガン
大腸は栄養を栄養を吸収しきった食べかすが最終的に行き着く場所です。
大腸にたどり着いた食べかすには様々な有害物質が含まれています。
腸内フローラのバランスが悪く、いつまでも発がん物質が停滞していると腸から吸収されて、全身に悪影響がおよびます。
・メタボ
どんなにダイエットしても痩せない人は、肥満を招く腸内細菌が体に染みついているのかもしれません。
腸内細菌には「肥満型菌」と「やせ型菌」があります。
腸内フローラのバランスを整えて「やせ型菌」の割合を増やしましょう。
※今回の記事は辨野義己先生著書「自分で腸を強くする30の法則」を参考にしました。
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