新型栄養失調とは 2020.12.21
新型栄養失調とは
新型栄養失調という言葉を聞いたことがありますか?
現代社会は飽食の時代。栄養不足なんて考えられない!
とお思いになる方が大半でしょう。
5大栄養素のうち、糖質、脂質、タンパク質、といったカロリーになる栄養素は摂っていても、
ビタミンやミネラルといった微量栄養素が不足して、気付かぬうちに体調不良になっている。
このことを「新型栄養失調」と言います。
コンビニ弁当や宅配弁当を食べ続けると、微量栄養素であるミネラル不足を引き起こすことがあります。
例えば、近年増加しているのが“買い物難民”の老人。
近所のスーパーが閉店となり、最寄りのスーパーまで行くのに30分以上かかってしまう。
自転車では危ないし、歩いてでは膝が痛い。
そんな老人に喜ばれるのが宅配弁当です。
例えば外食チェーン店が和食と手作りにこだわっている高齢者向けの「まごころ御膳」。
一見美味しそうですし、こういった企業はなくてはならない存在だと思います。
ただ、1日3食分のミネラルは不足していないでしょうか?
そこで、3食分のミネラル量と70歳男性の推定平均必要量を比較すると、
カルシウム=(1日の必要量の)31.2%、マグネシウム=同33%、鉄=同30%・・・
というような結果になりました。
やはり食事の基本は自炊です。
(買い物難民という現象が起こったのは、自治体にも問題があるような気がしますが・・・)
コンビニ弁当や宅配弁当だけで1日のビタミンやミネラルを摂取するのは無理がありそうです。
こういう時こそサプリメントを活用すべきだと思います。
※今回の記事は糸日谷秀幸先生著書「ミネラル&サプリメントセミナー」を参考にしました。
※このブログは診断や治療、医療のアドバイスを提供しているわけではなく、情報のみを提供しています。このブログの情報は医療専門家からのアドバイスに代わるものではありません。