今回は花粉症の対策についてのお話しです
症状
花粉症は、花粉が原因のアレルギー性疾患で、鼻炎や結膜炎などがあげられます。
侵入してきた花粉を追い出そうと身体の免疫機能が過剰に反応して、くしゃみ、鼻水、目のかゆみ、涙目といった症状があらわれます。
重症の人では微熱やだるさ、皮膚のかゆみといった症状があらわれることがあります。
対策
花粉症の治療は、薬を使って症状を抑えるのが主流です。
症状が軽い時期に治療を行いましょう。
ケアとして最も大切なことは花粉を「つけない」「取り除く」ことです。
外出時にはマスク、帽子、ゴーグル等でガードして、体をはらってから花粉を落として家に入りましょう。
同時に、体の免疫機能を正常に保つことが大切です。
腸内環境も関係する
腸には体の免疫細胞の約60%が集まっているといわれています。
その環境が悪化すると免疫機能に異常が生じるため、発酵食品や食物繊維をとって腸内環境を整えましょう。
また、ビタミンB6は免疫機能を正常に保つい働きがあるので十分に摂取しましょう。
過剰な活性酸素に注意
過剰な活性酸素はアレルギー症状を悪化させるので、ビタミンA,C,Eなどの抗酸化ビタミンを積極的にとりましょう。
おススメ食品
人参・・・βカロチンが豊富で、抗酸化作用を発揮する
バナナ・・・免疫機能を正常に保つビタミンB6を多く含む
ヨーグルト・・・腸内環境を整える乳酸菌が豊富
ピーマン・・・抗酸化作用のあるビタミンC、βカロチンが豊富
モロヘイヤ・・・抗酸化作用のあるビタミンC、E、βカロチンが豊富
しそ・・・抗酸化作用のあるβカロチンが豊富
※今回の記事は飯田薫子先生、寺本あい先生著書「きちんとわかる栄養学」を参考にしました。
今回の記事は風邪についてです
免疫力の低下で風邪をひきやすくなる
風邪は簡単に言うと、免疫力が低下して細菌やウィルスに感染する状態です。
疲れやストレス、睡眠不足、栄養不足などによって体が弱まると、風邪をひきやすくなります。
風邪の原因となるウィルスや細菌に抵抗する免疫機能が低下するからです。
体に侵入してきたウィルスや細菌に対抗するため、体は体温を上昇させます。
これは、熱に弱い病原体が増殖しないようにしたり、免疫細胞の活動を促進したりと、免疫機能を活性させるためです。
セキや鼻水が出るのも、侵入してきたウィルスを体の外に排出しようとする体の防衛反応です。
エネルギーの補給
風邪の対策は、少量でも、栄養のバランスの良い食事を心がけましょう。
熱を発生させて体温を上げるにはエネルギーが必要です。
風邪を悪化させずに早めに治すには、十分にエネルギーを補給して抵抗力をつけましょう。
ビタミンB1
エネルギー源となる糖質と、その代謝に必要なビタミンB1をしっかり補給しましょう。
ビタミンC
免疫細胞の材料となるタンパク質や、免疫力を高め・ビタミンCをとりましょう。
ビタミンA
セキや鼻水が出るときは、のどや粘膜の保護に関わるビタミンAをとりましょう。
また、風邪の時は消化吸収力が弱まるため、胃腸に負担をかけない料理にすることも大切です。
おすすめの食材
風邪の時のおススメの食材は以下の通りです。
・ホウレン草:ビタミンCや体内でビタミンAに変わるβカロテンが豊富です。
・にら:βカロテンやビタミンCが豊富です。
・胚芽精米:ビタミンB1も多く含まれていて、効率よくエネルギーの補給ができます。
・ジャガイモ:糖質の他ビタミンCも多く含まれています。
・鶏ささみ:低脂質で胃腸に優しいのが特徴です。
・緑茶:抗ウィルス、抗菌作用があるとされています。
・ねぎ:ビタミンCや血流を良くする香り成分アリシンが豊富です 。
・ショウガ:辛み成分のショウガオールが体を温めるとされています。
※今回の記事は飯田薫子先生、寺本あい先生著書「きちんとわかる栄養学」を参考にしました。
免疫力を高めてウィルスに負けない体にしていきましょう。
そのためには、βカロチン、ビタミンB1,ビタミンCをとっていきましょう。