タンパク質について 2022.1.17
タンパク質の働きについての説明です
タンパク質はアミノ酸がいくつもつながった高分子化合物です。
そして、体の主成分として体を形成する重要な栄養素です。
タンパク質の働き
タンパク質の主な働きは次のようなものがあります。
1.筋肉や臓器になる
タンパク質は骨、筋肉、臓器などの主成分で、体重の約20%を占めます。
体内のタンパク質は分解と合成を繰り返して一定の量を保っています。
分解されるとアミノ酸になりますが、その一部は排泄されます。
食事からとったタンパク質は消化器官でアミノ酸に分解されます。
体内に吸収されると血液や各組織に存在し、必要に応じて筋肉や臓器をつくるために使われます。
このようにタンパク質合成のために体内に貯蔵されるアミノ酸全体を「アミノ酸プール」と呼びます。
2.酵素やホルモンになる
酵素やホルモンは、体内の代謝や生体反応の調節に不可欠な物質です。
タンパク質が不足すると酵素やホルモンが生成できなくなるため、生命活動が維持できなくなります。
3.運搬物質や情報伝達
タンパク質は全身に酸素を運ぶヘモグロビンなどの主成分でもあります。
体内でおこる化学反応にタンパク質は不可欠です。
タンパク質を多く含む食品
タンパク質は、肉、魚介、卵、乳製品のほか、大豆製品にも多く含まれます。
米や小麦には少量しか含まれていませんが、主食として日々たくさん食べる為大切な供給源のひとつです。
効率の良い食べ方
脂質の少ない良質なたんぱく質をとるのをお勧めします。
しかし、タンパク質はビタミンB群が不足すると代謝することが出来ず、体内で利用できません。
ビタミンB群をセットでとるようにしましょう。
運動不足
運動不足だと体がタンパク質を上手く利用できなくなるため、適度な運動をしてタンパク質の利用効率を高めましょう。
ただし、激しい運動は激しい運動はタンパク質の分解が亢進するので、その分摂取量を多くする必要があります。
※今回の記事は飯田薫子先生、寺本あい先生著書「きちんとわかる栄養」を参考にしました。
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