2020年10月16日

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乳酸菌で腸内の腐敗便を減らす2020.10.16

腸は汚れやす環境

日常生活において適度な温度、水分、栄養が備わっていたらすぐにカビが生えてしまいます。

これと同じように、私たちの腸内には食べかすもあるし、水分もあって、

温度も37度前後と、細菌が増殖するにはもってこいの環境です。

汚れやすいのは腸にとって宿命かもしれません。

 

しかし、腸内細菌は私たちの生命活動において必要であるため、

棲んでもらわなければなりません。

その中でも善玉菌に多く棲んでもらう必要があります。

悪玉菌も全てが悪いわけではありませんが、悪玉菌はアンモニア等の有害物質を発生させて、

身体には良くありません。

 

食物繊維がお腹に良いと言われるのは、

有害物質を絡めとって速やかに体外に排出するからです。

 

健康な人でも大腸に入った食べカスが便状になって直腸にたどり着くまで、

約10時間かかります。便秘していればもっと長くなります。

腸を健康に保つことは免疫力を維持するうえで欠かせません。

悪玉菌をはびこらせると免疫力が低下し、病気になってしまいます。

 

悪玉菌が増える原因で大きなものは肉食です。

1970年代以降食の欧米化が進み、大腸ガンが増えました。

ある本で読んだのですが、マウス実験で、高脂肪、高たんぱくの食事を毎日摂らせると、

腸内の発がん関連の悪い酵素が増えたそうです。

つまり、そのような酵素を作り出す悪玉菌が増えて、

大腸ガンが発生する可能性も高くなるということです。

 

胃は胃酸があるため強い酸性になっていますが、

小腸、大腸、肛門に下がるにしたがって酸性からアルカリ性に傾く傾向があります。

アルカリ性を好む腐敗細菌には格好の条件です。

大腸菌やウエルシュ菌などの悪玉菌は腸内をアルカリ性にする作用を持っており、

腸内のアルカリ化傾向に拍車をかけています。

これにブレーキをかけるのが乳酸菌やビフィズス菌に代表される善玉菌です。

善玉菌は腸内を酸性又は中性にします。

 

私たちの腸内に棲む細菌の顔ぶれには個人差があります。

同じ人でも腸内細菌の現状は日々変化しています。

ですので、相性の良い乳酸菌と出会える可能性は低いと考えられます。

自分に合った乳酸菌のサプリメントを探して1日でも早く腸内環境を整えていきましょう。

 

※このブログは診断や治療、医療のアドバイスを提供しているわけではなく、情報のみを提供しています。このブログの情報は医療専門家からのアドバイスに代わるものではありません。

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