2022年04月
2022年04月 の一覧ページです。
今回は冷え性と血行不良についてのお話しです
血行が悪くなると冷え性に発展
血行が悪くなるのは血液循環を助ける筋力の低下や、ストレス、不規則な生活、温暖差などによって血流をコントロールする自律神経が乱れることが原因です。
栄養不足も冷えの原因になります。
エネルギー不足で体内で十分に熱が作れなくなるからです。
血行不良、冷え性の対策
「冷えは万病のもと」と言われるように血行不良による冷え性は肩こりや関節痛、めまい、アレルギー、不眠など様々な不調を招きます。
生活の中で血流を改善する対策をとりましょう。
食事で大切なのが、筋肉とエネルギーの材料になるタンパク質と、その代謝に関わるビタミンB6を十分に摂取することです。
そして食事と運動で筋力をアップして冷えの改善に努めましょう。
血行を促進する働きのあるビタミンEが豊富な食べ物や、生姜やニンニクなどをとるのも効果的です。
その他食事以外では就寝前の入浴もおススメです。
おおすすめの食材
・鶏むね肉:必須アミノ酸をバランスよく含んでいる
・赤ピーマン:ビタミンB6を多く含む
・ニンニク:血液の流れを良くするアリシンを含む
・ナッツ類:血管を広げて血液の流れを良くするビタミンEが豊富
・ショウガ:辛みの成分ショウガオールが体を温め、血行促進が期待される
・玄米:ビタミンB6のほか、糖質を分解するビタミンB1も多く含む
・イワシ:血液の流れを良くするEPAが豊富
※今回の記事は飯田薫子先生、寺本あい先生著書「きちんとわかる栄養学」を参考にしました。
今回は食欲不振についてのお話しです
食欲不振
食欲不振はほとんどの人が経験あると思います。
食欲不振を引き起こす原因は様々ですが、主にストレスや疲労、不規則な生活などが原因でおこります。
食欲不振は、食欲や内臓の働きをコントロールする自律神経が乱れる為、空腹を感じなくなったり、胃腸の働きが悪くなったりするのです。
炭水化物に偏った食事やビタミンB1不足によってエネルギーが十分に作れなくなると、体の機能が低下して食欲不振になることもあります。
また、食欲不振が原因で、胃腸の病気やうつ病のような精神疾患が原因のこともあります。
その場合はまず、病院で治療をすることが先決です。
食欲不振の対策
体力の維持、回復のために少量でも良いですので規則正しい生活を心がけましょう。
特にビタミンB1が不足すると十分にエネルギーが体内で作られず、食欲も低下するので積極的に摂取をしましょう。
食意欲が出ないと、簡単に食べられるおにぎりや、うどんなどの炭水化物で済ませようとしてしまいます。
そうなると栄養が炭水化物に偏りがちになります。
そのため、タンパク質の補給も意識して行いましょう。
香味野菜や酸味のある食べ物も食欲を増進させてくれます。
おすすめ食材
・カツオ:エネルギー代謝を助けるビタミンB1が豊富
・にら:にらに含まれるアリシンが食欲を増進してくれる
・セロリ:独特な香りが食欲を増進してくれる
・鶏ササミ:消化が良く胃に優しい
・酢:料理に使うとサッパリした味わいになる
※今回の記事は飯田薫子先生、寺本あい先生著書「きちんとわかる栄養学」を参考にしました。
今回はストレスについてのお話しです
ストレスについて(いらいら・落ち込み)
ストレスとは日常の生活でおこる変化が刺激となって生じる心や体の反応をいいます。
症状として、イライラや気分の落ち込み食欲の落ち込み、増加、疲労感などがあげられます。
原因は睡眠不足などいろいろありますが、一番多いのは家庭や職場での悩みや不安、怒りなどの心理的要因です。
このようなストレスの状態が続くと、心身が疲弊して心の病気にかかってしまうこともあります。
ストレスの対策
ストレスに気付いたらまず、心と体を休ませてください。
睡眠を十分にとって自分がリラックスして気分転換しましょう。
エネルギー不足になると心も体も元気が出ず、ストレスに対する抵抗力が低下するので、栄養バランスを考えた食事をすることも大事です。
抗ストレスホルモンの生成に不可欠なビタミンCや、セロトニンの原料となるトリプトファン(アミノ酸の一種)なども十分に補給しましょう。
おススメ食材
レバー・・・セロトニンなどの神経伝達物質の生成に使う鉄を補給
納豆・・・ トリプトファンを豊富に含む
牛乳・・・トリプトファンが豊富
玄米・・・糖質の分解にかかわるビタミンB1を含む
ブロッコリー・・・ストレスの抵抗力を高めるビタミンCが豊富
※今回の記事は飯田薫子先生寺本あい著書「きちんとわかる栄養学」を参考にしました。