2022年03月
2022年03月 の一覧ページです。
今回はマグネシウムについての説明です
マグネシウムは体内に25gほどあり、50~60%は骨に貯蔵されます。
残りは細胞内液に存在します。
マグネシウムの働き
マグネシウムの主な働きは次のようなものがあります。
1.骨の形成に関わる
マグネシウムはカルシウムと同様に骨や歯の生成を助ける働きをします。
血液中のマグネシウムが減少すると骨から取り出され、濃度が一定になるように調整されます。
2.血圧を調整する
マグネシウムは血圧を調整します。
どんな食品に含まれるか
マグネシウムはほとんどの食品に含まれます。
特に種実類、葉野菜に豊富です。
効率の良い食べ方
マグネシウムは体内でカルシウムと拮抗して働くことが多いため、カルシウムとのバランスが重要と考えられます。
また、過剰に摂取しても尿や汗として排泄されるため心配ありませんが、たまに下痢をすることがあります。
※今回の記事は飯田薫子先生、寺本あい先生著書「きちんとわかる栄養学」を参考にしました。
今回はリンについて説明です
リンはカルシウムの次に多いミネラル
体内に含まれるリンの量は、体重の約1%と言われています。
リンはカルシウムの次に多いミネラルです。
リンの体内での主な働きは次のようなものがあります。
1.骨や歯の材料になる
リンはすべての細胞に存在しており、体内にあるリンの約80%は骨や歯の材料に使われます。
体内でリンはカルシウムと結合して骨格を形成していきます。
2.エネルギー発生に関わる
リンはエネルギー代謝に不可欠なATPの構成成分として働きます。
ATPは体のエネルギー源である糖質、脂質、タンパク質が、代謝の過程で二酸化炭素と水に分解されるときに生成される成分です。
どんな食材に含まれるか
リンは幅広い食材に存在します。
清涼飲料水や加工食品などには添加物としても含まれます。
リンは体内に吸収されやすい栄養素です。
そのためレトルト食品などの加工食品をよく食べる方は、とりすぎに注意しましょう。
とりすぎるとどうなるか
カルシウムの吸収障害がおき、骨量が減ることがあります。
また、通常の食事で不足する心配はありません。
※今回の記事は飯田薫子先生、寺本あい先生著書「きちんとわかる栄養学」を参考にしました。
今回はカルシウムについてのお話しです
カルシウムの働き
カルシウムは人体に最も多く存在するミネラルです。
99%が骨や歯に、残りの1%は血液中に存在します。
カルシウムの主な働きは次のようなものがあります。
1.丈夫な骨や歯を作る
カルシウムは骨や歯の主成分です。
丈夫な骨や歯を作るには欠かせません。
食べ物から摂取したカルシウムは小腸から吸収され、体内で骨や歯を形成していきます。
骨はカルシウムの貯蔵庫としての役割もあります。
血液や細胞でカルシウムが不足すると骨から溶け出してきます。
2.神経の情報を伝達する
カルシウムは血液中で常に一定に保っています。
そして情報伝達物質などを運び、さまざまな情報を伝達します。
3.筋肉の働きを調節する
筋肉が行う収縮などはカルシウムが調節しています。
例えば、心臓の拍動も一種の筋肉運動であるため、正常に拍動するためには、カルシウムの働きが重要になります。
どんな食材に含まれるか
カルシウムは動物性食品に多く含まれており、中でも牛乳などの乳製品に多く含まれます。
魚介では骨まで食べられる小魚やシラス干しなどに多く含まれます。
植物性食品では青菜類、大豆製品にも豊富です。
効率の良い食べ方
カルシウムは体内で吸収されにくい栄養素です。
ビタミンDはカルシウムの吸収を促すため、一緒にとるとカルシウムを効率よく摂取出来ます。
※今回の記事は飯田薫子先生、寺本あい先生著書「きちんとわかる栄養学」を参考にしました。