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今回は骨密度についてのお話しです
骨密度が低いというのはどういう状態か
骨の強度は骨の中身、網目状に詰まった組織によって保たれています。
この組織が乾いたスポンジのようにスカスカになるのが「骨密度が低い」状態です。
この状態が進行すると骨がもろくなり、骨折しやすくなります。
これが骨粗しょう症の状態です。
骨粗しょう症のおもな原因は骨の主成分であるカルシウムの不足です。
体が小さく、出産や授乳、更年期などがあることから女性の方が多くみられます。
骨密度を高くする対策は
皮膚や髪などの組織と同様に、骨も新陳代謝を繰り返しています。
主成分であるカルシウムが不足すると新しい骨組織を作ることが出来ないので、カルシウムを多くとることが必要です。
カルシウムが豊富な乳製品や小魚等を積極的にとりましょう。
また、カルシウムを体に吸収しやすくすることもポイントです。
■カルシウムの吸収を助ける栄養素
カルシウムの吸収を助ける栄養にビタミンDがあります。
また、ビタミンKはカルシウムを骨に沈着させ、骨組織の形成を促します。
ビタミンDは干しシイタケ、小魚に豊富です。
ビタミンKは納豆に豊富です。
ビタミンDは日光に当たると体の中で生成されるという特徴もあります。
ですので、短時間でいいので日に当たることもおススメします。
女性は更年期で女性ホルモンの分泌が低下すると、骨密度も低下します。
大豆製品に含まれるイソフラボンは女性ホルモンににた働きをするのでおススメです。
おススメ食材の紹介
大豆:イソフラボンを含む
ジャコ(シラス干し):カルシウムいっぱいの小魚
納豆:イソフラボン・ビタミンKが豊富
チーズ:カルシウムが豊富
干しシイタケ:ビタミンDが豊富
モロヘイヤ:カリウム、ビタミンKが豊富
きくらげ:ビタミンDが豊富
※今回の記事は飯田薫子先生寺本あい先生著書「きちんとわかる栄養学」を参考にしました。
今回は口内炎についてのお話しです
口内炎が起こる原因
口内炎は口の中や周辺の粘膜におこる炎症の総称です。
口内炎が起こる原因にはいくつかあります。
歯や歯ブラシで傷つけたり、火傷などの傷に雑菌が感染しておこります。
また、疲労やストレス、ビタミン不足なども関係するともいわれています。
口内炎の対策
口内炎が口の中に何個もあったり、患部がただれたりしている場合には医療機関を受診しましょう。
口内炎が一つで、症状もひどくないのであれば、疲労を溜めないように、規則正しい生活を心がけ、口の中を清潔にしておきましょう。
食事では特に、皮膚や粘膜の健康維持に関わるビタミンB2,B6Cが不足しないように心がけましょう。
おススメの食材
鶏ささみ・・・ビタミンB6多く含んでいる
バナナ・・・ビタミンB6を多く含む
かぼちゃ・・・βカロチンが豊富
ジャガイモ・・・ビタミンCが豊富
※今回の記事は飯田薫子先生寺本あい先生著書「きちんとわかる栄養学」を参考にしました。
今回は尿酸値についてのお話しです
尿酸値が高い状況(痛風)
尿酸は体内で毎日一定量が産生され、通常は尿と一緒に体の外に出されます。
体内で尿酸ができ過ぎたり、尿酸が上手く排出されずに体内にたまったりすると、血液中の尿酸値が高くなります。
たまった尿酸は関節内などで結晶化し関節に激しい痛みを伴う発作が起こります。
これが痛風という病気です。
遺伝的な体質や肥満、アルコールの摂取が原因とされています。
対策
尿酸値が高くなるのを防ぐには、尿酸のもととなるプリン体が多く含まれる食品を控える事、肥満を防ぐ食生活を心がける事が大切です。
プリン体の多い食品には牛や豚の内臓(ホルモン)、エビやカニなどがあります。
アルコールは尿酸値を上げるのでアルコール類は控えましょう。
また、尿酸を尿に排出しやすくするために、水分は1日に2Lを目安に水で補うようにしましょう。
プリン体が少ない食品として、、野菜や海藻などがあげられます。
これらは尿をアルカリ性にする働きがあります。
尿酸は尿の酸性度が高いと尿の中で結晶化し尿結石を生じやすいため、その点でもおススメです。
体内に尿酸がたまらないように、キャベツなどの利尿作用のある食材を取り入れるのも良いでしょう。
おススメの食材
ひじき・・・尿をアルカリ化させる食品。食物繊維も豊富で肥満予防にもよい
豆腐・・・植物性たんぱく質でプリン体も少なめ
ゴボウ・・・尿をアルカリ化させる働きがある
キャベツ・・・利尿作用あり、カリウムも豊富
人参・・・尿をアルカリ化させる働きがある
※今回の記事は飯田薫子先生寺本あい「きちんとわかる栄養学」を参考にしました。
今回は動脈硬化とはどういったものかについての記事です
動脈硬化は誰にでもおこる
動脈は酸素や栄養を全身に運んでいる血管です。
血液を送り出すのは心臓ですが、動脈もポンプのように血液を運ぶ作業を行っています。
この動脈がしなやかさを失い弾力性のない硬い状態になるのが動脈硬化です。
すると血液を上手く送り出せず、心臓に負担をかけてしまいます。
また、血管の内側が狭くなり十分な血液が流れないため、酸素や栄養が体全体に行きわたらなくなります。
そのため、あらゆる臓器が正しく機能しなくなります。
さらに、血管の内側ももろくなり、血管が詰まったり血栓が出来たりして、脳梗塞や心筋梗塞を招くこともあります。
動脈はそもそも年齢とともに弾力を失い、硬くなります。
特に自覚症状のないまま動脈硬化は誰にでも起こります。
動脈硬化が進む原因
喫煙者や高血圧、高血糖などが重なると、年齢以上に硬化が進みます。
特に、動脈硬化を早めるのは悪玉(LDL)コレステロールです。
LDLは酸化を受けると動脈の血管壁に障害を与え、その結果、血管が厚くなり血管の通り道を狭くします。
対策
まずは喫煙習慣を見直し、高血糖、高血圧、高コレステロールを防ぐ食事を取り入れることが大事です。
また、活性酸素はコレステロールの酸化を促進して攻撃性を高めます。
活性酸素を除去するために抗酸化成分を含む食品を積極的にとりましょう。
おススメの食材
玉ねぎ・・香り成分アリシンに血行を促進する作用があるといわれている
納豆・・・血栓を溶かす効果が期待されるナットウキナーゼを含む
玄米・・・食物繊維が多く、ミネラルも豊富
酢・・・高血圧を予防
トマト・・・血圧改善作用のリコピン含む
イワシ・・・コレステロールを減少させるEPAを含む
赤ワイン・・・抗酸化作用のあるポリフェノールを含む
※今回の記事は飯田薫子先生寺本あい著書「きちんとわかる栄養学」を参考にしました。
今回は血糖値についてのお話しです
血糖値が高いとはどういう状況か
血液中の糖、すなわち血糖は、食事からとった糖質が、消化分解されたブドウ糖のことです。
血液に混ざって体中に運ばれて、各細胞でエネルギーとして消費されます。
この過程に関わるのが、すい臓から分泌されるホルモン「インスリン」です。
インスリンはブドウ糖が細胞内に入る時に働き、血液中のブドウ糖の量(血糖値)を一定範囲におさめる働きがあります。
インスリンが十分に働かないと、ブドウ糖は細胞に取り込まれず血液中にあふれてしまいます。
この状態が続くと、糖尿病を招きます。
原因は体質や食べすぎ、運動不足などの生活習慣です。
一度に食べる量が多いとすい臓にも負担がかかるため、やがて機能が低下します。
そしてインスリンを十分に作れなくなります。
また、運動不足による肥満はインスリンの働きの低下につながります。
血糖は増えすぎると、血管を傷つけ、心臓病や腎不全などの様々な合併症を引き起こしす恐れがあります。
対策
すい臓に負担をかけ過ぎないよう、食べすぎや間食は控えましょう。
朝食、昼食を抜いてその分夕食をたくさん食べるといった食生活も良くありません。
急激な血糖値の上昇を引き起こすため、すい臓が疲弊する原因となります。
規則正しい食生活を心がけましょう。
炭水化物の量を毎食一定にして、食後の血糖値の上昇を緩やかにする食物繊維を多くとることも大切です。
食物繊維を多く含む食品はカサもあり、食べすぎ防止にも良いです。
おススメ食材
豆腐・・・糖質が少なく、良質なたんぱく質やミネラルが豊富
えのきたけ・・・食物繊維が豊富
玄米・・・食物繊維やミネラルが豊富
ニンニク・・・血行を良くする効果に期待されるアリシンを含む
緑茶・・・血糖値の上昇を抑える
豚肉・・・たんぱく質、ビタミンB群が豊富