2021年10月
2021年10月 の一覧ページです。
今回は腸と脳についての健康情報をお届けします
腸は最大の免疫器官
腸内細菌は、ビタミンをつくったり、免疫システムに関わったりします。
腸は人体最大の免疫器官です。
腸は体の内側にありますが、栄養を取り入れる窓口として外界と直接つながっています。
ですから、細菌や有害物質がストレートに入ってきます。
これを防ぐために、腸管には全体の約60%にもあたるリンパ球が結集しています。
つまり、腸は最前線で、私たちの体を守っているのです。
危険なウイルスや病原菌が侵入するとすかさず撃退し、有害物質が食べ物と一緒に入ると腸液で毒を薄めたり、下痢を起こして出してしまいます。
下痢は生態の防衛反応として、重要な役割を果たしています。
腸の働きのおかげで肝臓の負担が軽くなる
このように腸が有害物質を解毒してくれるおかげで、肝臓の負担が軽くなります。
ですから、腸や腸内細菌の働きが悪くなると、免疫力が低下するだけでなく、肝臓にも障害が起こりやすくなります。
免疫は20歳がピーク
人間の免疫力は20歳をピークに徐々に低下し、40歳では半減、70歳になると10分の1まで落ち込むと言われます。
逆に生活習慣病にかかる人は増えています。
ガンも免疫力の低下によって引き起こされている可能性が大きいです。
その、免疫力のカギを握るのが腸なのです。
独自の判断で動く腸
さらに、腸のすごいところは、脳の指令なしに独自の判断で働くことです。
食べものが運ばれてくると、腸は素早く栄養成分を分析し、肝臓やすい臓に指令を出して、適切な処理を行います。
しかし、毒物が来ると下痢を起こして排出するのです。
つまり、腸は体に必要なものか有害なものかを判断する能力を持っているのです。
腸にも脳がある
最近の研究では、腸にも脳があることがわかってきました。
脳内の神経伝達物質のセロトニンが腸にも存在していたのです。
それも体内のセロトニンの95%が腸内にあったそうです。
つまり、腸は賢く、豊かな感情を持っているのです。
腸が「第二の脳」といわれるゆえんです。
セロトニン
セロトニンは腸内でも神経伝達物質として働きますが、消化作用にもかかわっています。
お腹が満腹だと満腹中枢を刺激して、たべるのをストップさせるのはセロトニンの作用だと言われています。
人間の感情と腸
私たちが何かを決断するときに「腹を決める」といったり、苦しい思いをしたときに「断腸の思い」と表現したりします。
このように人間の感情と腸は強く結びついています。
※このブログは診断や治療、医療のアドバイスを提供しているわけではなく、情報のみを提供しています。このブログの情報は医療専門家からのアドバイスに代わるものではありません。
「冬瓜」夏が旬でも冬まで日持ちするんです。
二十四節気の秋の終盤まで食べれる野菜です。
季節の変わり目は何かと体調を崩しがち。
栄養価の高いものを温かくして調理して食べることが健康への近道です。
カリウム、カルシウム、マグネシウムや食物繊維を多く含みビタミンCも豊富です。
★冬瓜の中華卵スープ
材料/2人分
冬瓜・・400g 溶き卵・・1個 水・・600cc
鶏ガラスープ素・・大1 塩こしょう・・少々
片栗粉・・小1強(水で溶いておく) ごま油・・小1
すりおろし生姜・・小1/2 クッキングミネカル・2振り
コンドラーゲンV ・・1袋 貝割れ大根orネギ
作り方
①冬瓜は丸まま切って、種とわたを取除き、皮をむき細切りにする。
②鍋に水と①を入れ、強火にかけて沸騰したら中火にし、鶏ガラスープの素、コンドラーゲンV 、クッキングミネカル、塩胡椒を入れ10分ほど煮込む。
③具材が柔らかくなったら水溶き片栗粉を入れ溶き卵を回し入れ手早くかき混ぜ、ごま油を入れすぐ火から下ろす。器に盛りすりおろし生姜とカイワレを椀に盛る。
★冬瓜と油揚げの煮物
材料/2人分
冬瓜・・300g 油揚げ・・2枚 水・・300cc
ほんだし・・小1強 だし醤油・・小2 みりん・・小2
酒・・小2 めんつゆ(2倍希釈のもの)・・大1
柚子胡椒(好みで。)
作り方
①冬瓜は一口大の大きさに切る。
②冬瓜を鍋に敷き詰める。
③油揚げを8等分に切り、鍋に並べた冬瓜の上に並べる。
④水、全ての調味料を入れ、蓋をして中火で見込む。
⑤煮立ったら火を弱めて、めんつゆを加えて10分程度煮汁が半分になって、味が染み込むまで煮込む。
⑥皿に盛り付ける。好みで柚子胡椒をのせる。
世界的な長寿村には、リンゴなどの果物を常食している地域が多いと言います。
一方日本では、「お菓子は好きでよく食べるが、果物はあまり食べない」という人が
増えているようです。
「果物はカロリーが高い」と思って敬遠する人もいますが、甘いお菓子やスナック菓子に比べると
果物のカロリーはかなり低めです。
果物には、エネルギー源となる糖質に加えて、ビタミン、ミネラル、食物繊維、ポリフェノール類
も多く含まれています。
間食や小腹がすいた時などに、果物をとるようにすると、血管を強くするための栄養素を摂取出来ます。
腹八分目の食事が物足りないときは、食後のデザートとして果物をとると良いかと思います。
低カロリーでお腹も心も満足します。
なかでもおススメが、リンゴです。
カリウムが豊富なので、とり過ぎた塩分の排出をも促せます。
**リンゴの効果**
リンゴはカリウムが多い果物の代表格です。
体内の過剰な塩分を排出し、血管の損傷を防いでくれます。
赤い皮にアントシアニンをはじめとするポリフェノール類が含まれ、強い抗酸化力で
LDL(悪玉)コレステロールの酸化を抑制し、血管壁にコレステロールがたまって動脈硬化が
進むのを防ぎます。また、りんごには食物繊維の一種であるペクチンが豊富に含まれ、
腸内で余分な塩分、コレステロール、糖分の吸収を抑制します。
※今回の記事は島田和幸先生著書『内皮細胞が活性化する食習慣で一生切れない、詰まらない「強い血管」をつくる本』を参考にしました。
※このブログは診断や治療、医療のアドバイスを提供しているわけではなく、情報のみを提供しています。このブログの情報は医療専門家からのアドバイスに代わるものではありません。
「野菜は嫌いだから、あまり食べない」と公言する人も多いようですが、
それでは血管がどんどん傷んで、ある日突然脳卒中や心筋梗塞になってもおかしくない体になってしまいます。
野菜は、血管の老化を防いでくれる栄養素の宝庫です。
血圧を下げるカリウム、余分な塩分やコレステロールの排出を促す食物繊維、
体内の活性酸素を無毒化する抗酸化成分が多く含まれ、血管と血液の元気度を
高めてくれます。
野菜は低カロリーなものが多く、十分な量を食べても、肥満の原因にならないのもメリットです。
特に緑黄色野菜、つまり色の濃い野菜は、動脈硬化を防ぐ抗酸化成分が豊富です。
旬の味覚も交えながら、色々な野菜を楽しむのが一番ですが、今回は3つの野菜を紹介します。
①トマト
トマトの赤い色はリコピンが多く含まれる証拠です。
リコピンは強力な抗酸化作用を持ち、体内の活性酸素を除去して、悪玉コレステロールの酸化を抑制し、
血管の内皮細胞の内側に、動脈硬化の原因となる酸化LDLコレステロールが溜まるのを防ぎます。
ビタミンC・Eやカリウムも多く、リコピンとの相乗効果で動脈硬化を予防します。
(トマトの食べ方のコツ)
・リコピンは脂溶性成分なので、脂と一緒にとると、体内で吸収率がアップします。
・簡単なとり方はシンプルなトマトサラダです。
オリーブオイルを少々かけて食べるのをおススメします。
・野菜サラダに、トマト半分または1個添えるのを習慣にしましょう。
②モロヘイヤ
モロヘイヤは栄養素に富む緑の野菜の中でも、抗酸化成分を圧倒的に多く含む食品です。
βカロチン、ビタミンC、ビタミンE、ポリフェノールなどの抗酸化成分が、総合力で体内の活性酸素を
無害化していき、血管を傷める酸化ストレスを減らします。
モロヘイヤのネバネバは、腸内の余分な塩分、コレステロール、糖分の吸収を抑え
血液がドロドロになるのを予防します。
(モロヘイヤの食べ方のコツ)
・水に溶けだす水溶性成分が多いので、ごく手短に茹でるのが栄養分の損失を
招かないコツです。
・簡単にとるには、モロヘイヤのおひたしが手軽です。
葉をつみ、沸騰した湯で30~40秒茹で、すぐに冷水にとる。
水けを絞って切り、鰹節、ポン酢少々をかける。
③かぼちゃ
かぼちゃには様々な色素成分、つまり抗酸化成分が含まれています。
リコピン、ルテイン、βカロチンなどの強力な抗酸化パワーが、体内の酸化ストレスを減少させ
血管を傷める原因をなくしていきます。加えて、ビタミンC,Eも多く、ビタミン類の抗酸化力も、
血管の老化予防をバックアップします。
余分な塩分の排出を促し、カリウムや食物繊維も豊富です。
(かぼちゃの使い方のコツ)
・油と一緒にとると吸収率が高まる栄養素が多いため、適量の油で調理するのがおすすめです。
・焼き野菜にすると、簡単な副菜になります。
かぼちゃを薄切りにし、アルミホイルの上にのせて、油を少々かけ、オーブンで焼きましょう。
※今回の記事は島田和幸先生著書『内皮細胞が活性化する食習慣で一生切れない、詰まらない「強い血管」をつくる本』を参考にしました。
※このブログは診断や治療、医療のアドバイスを提供しているわけではなく、情報のみを提供しています。このブログの情報は医療専門家からのアドバイスに代わるものではありません。
大豆は、日本人が昔から食べてきた代表的な食品の一つです。
「畑の肉」と呼ばれるように、主成分は良質の植物性たんぱく質で、
動物性たんぱく質と同じように、体の細胞が新しく生まれ変わる際の
大切な材料になります。
さらに大豆には、ポリフェノールの一種である大豆サポニンや大豆イソフラボン、
良質の脂質である大豆レシチンなど、特有の成分も豊富です。
このように優れた栄養素に富む大豆や大豆製品をたくさん食べていたことが、
一昔前の日本人の健康と長寿を支えていたのでしょう。
大豆を原料とする大豆製品は魚や肉の加工食品と比べて、塩分が少なめなのもメリットです。
豆腐や納豆は混ぜるだけ、切るだけで食べられるのも魅力です。
**大豆の効果**
良質のたんぱく質である大豆たんぱく質に加え、大豆サポニン、大豆イソフラボン、大豆レシチン
植物ステロールなど、血液をサラサラにする成分が多いのが特徴です。
血液を健康に保つことで、血管の若返り効果もアップします。
また、ポリフェノールの一種である大豆サポニン、大豆イソフラボンは悪玉コレステロールや
中性脂肪を減らす働きをします。
良質の脂質である大豆レシチンは血栓ができるのを予防し、植物コレステロールは腸内での
脂肪の吸収を阻害し、血中の悪玉コレステロールを減らします。
加えて、納豆には発酵過程でナットウキナーゼという特有の成分が含まれます。
この成分には血栓を溶かす作用があり、脳卒中や心筋梗塞の予防にも役立ちます。
**食べ方のコツ**
・1日1回以上大豆製品を食べるよう意識する。
・納豆は1日1パックが摂取の目安です。
・大豆は水煮缶などを利用し、サラダなどに入れると手軽に食べられます。
・厚揚げや薄揚げは肉の替わりに炒め物や焼き物に使うと良いでしょう。
※今回の記事は島田和幸先生著書『内皮細胞が活性化する食習慣で一生切れない、詰まらない「強い血管」をつくる本』を参考にしました。
※このブログは診断や治療、医療のアドバイスを提供しているわけではなく、情報のみを提供しています。このブログの情報は医療専門家からのアドバイスに代わるものではありません。
「ニラ」 旬は春でも1年中美味しい
スタミナ効果は古事記の時代から知られていた。
1つの株から3回収穫できる。
初回の1番刈りは特に柔らかくて美味。
強烈な匂いはアリシンで血栓を予防し、β-カロテン、ビタミンC、Eの三大抗酸化ビタミンを豊富に含む。
★ニラそのまんま
※材料はオゾン処理しておく
材料/2人分
ニラ・・一袋
A(味噌・・小2 醤油小1 塩・・少々 ごま油・・小2
一味唐辛子・・小1/3 おろしにんにく・・少々
鶏ガラ顆粒・・小1/2 C&C+・・1袋)
作り方
① ニラは水気を切り根元を切落とし、3〜4cmに切る。
② ニラをボールに入れ、Aを順番に全て入れる。
③ 味噌がよくいきわたるようによく揉み込む。
④ 一晩おくとしんなりして美味しい。
★簡単ニラ玉
材料/2人分
ニラ・・1/2束 卵・・2個 鶏ガラ顆粒・・小1/4
塩・・少々 こしょう・・少々 ごま油・・大1
コンドラーゲンV・・1/2袋 オイスターソース・・少量
作り方
① ニラは水気を切り根元を切落とし、3cmに切る
② ボールに卵を入れ、鶏ガラ顆粒と混ぜる。
③ フライパンにごま油の半分量を入れて中火で熱し、②を入れて、大きく混ぜ半熟状になったら取り出す。
④ フライパンに残りのごま油を入れニラを炒め、コンドラーゲンVを入れ、③の卵を戻し入れ、塩こしょうをしてフワッと炒める。
★チヂミ
材料/2枚分
ニラ・・1束 薄力粉100g 片栗粉・・50g
水・・100cc 卵・・1個 鶏ガラ顆粒・・小1
ごま油・・大2 クッキングミネカル・・小1/2
コンドラーゲンV・・1袋 仕上げ用ごま油・小2
作り方
① ニラを1cmほどの長さに切る。
② 卵を溶き、水を加えて混ぜ合わせておく。
③ ボールに薄力粉・片栗粉・クッキングミネカルを混ぜ、卵水を一気に加えて泡立て器で混ぜる。
④ ダマができないように混ぜたら、ニラと鶏ガラ顆粒、コンドラーゲンVをさっと混ぜる。
⑤ フライパンにごま油を引いて中火で熱し、④の半量を流し入れ広げる。こんがりと色がつくまで2〜3分ほど焼き裏返す。ごま油少々を流し入れ裏面もこんがり色づくまで1〜2分焼く。
⑥ タレは醤油、酢、ごま油、砂糖、コチジャン等でお好みで作る。