2022年
2022年 の一覧ページです。
今回は食欲不振についてのお話しです
食欲不振
食欲不振はほとんどの人が経験あると思います。
食欲不振を引き起こす原因は様々ですが、主にストレスや疲労、不規則な生活などが原因でおこります。
食欲不振は、食欲や内臓の働きをコントロールする自律神経が乱れる為、空腹を感じなくなったり、胃腸の働きが悪くなったりするのです。
炭水化物に偏った食事やビタミンB1不足によってエネルギーが十分に作れなくなると、体の機能が低下して食欲不振になることもあります。
また、食欲不振が原因で、胃腸の病気やうつ病のような精神疾患が原因のこともあります。
その場合はまず、病院で治療をすることが先決です。
食欲不振の対策
体力の維持、回復のために少量でも良いですので規則正しい生活を心がけましょう。
特にビタミンB1が不足すると十分にエネルギーが体内で作られず、食欲も低下するので積極的に摂取をしましょう。
食意欲が出ないと、簡単に食べられるおにぎりや、うどんなどの炭水化物で済ませようとしてしまいます。
そうなると栄養が炭水化物に偏りがちになります。
そのため、タンパク質の補給も意識して行いましょう。
香味野菜や酸味のある食べ物も食欲を増進させてくれます。
おすすめ食材
・カツオ:エネルギー代謝を助けるビタミンB1が豊富
・にら:にらに含まれるアリシンが食欲を増進してくれる
・セロリ:独特な香りが食欲を増進してくれる
・鶏ササミ:消化が良く胃に優しい
・酢:料理に使うとサッパリした味わいになる
※今回の記事は飯田薫子先生、寺本あい先生著書「きちんとわかる栄養学」を参考にしました。
今回はストレスについてのお話しです
ストレスについて(いらいら・落ち込み)
ストレスとは日常の生活でおこる変化が刺激となって生じる心や体の反応をいいます。
症状として、イライラや気分の落ち込み食欲の落ち込み、増加、疲労感などがあげられます。
原因は睡眠不足などいろいろありますが、一番多いのは家庭や職場での悩みや不安、怒りなどの心理的要因です。
このようなストレスの状態が続くと、心身が疲弊して心の病気にかかってしまうこともあります。
ストレスの対策
ストレスに気付いたらまず、心と体を休ませてください。
睡眠を十分にとって自分がリラックスして気分転換しましょう。
エネルギー不足になると心も体も元気が出ず、ストレスに対する抵抗力が低下するので、栄養バランスを考えた食事をすることも大事です。
抗ストレスホルモンの生成に不可欠なビタミンCや、セロトニンの原料となるトリプトファン(アミノ酸の一種)なども十分に補給しましょう。
おススメ食材
レバー・・・セロトニンなどの神経伝達物質の生成に使う鉄を補給
納豆・・・ トリプトファンを豊富に含む
牛乳・・・トリプトファンが豊富
玄米・・・糖質の分解にかかわるビタミンB1を含む
ブロッコリー・・・ストレスの抵抗力を高めるビタミンCが豊富
※今回の記事は飯田薫子先生寺本あい著書「きちんとわかる栄養学」を参考にしました。
今回は胃もたれについてのお話しです
胃もたれ
胃もたれとは、消化機能が低下して、食べ物が胃に長く留まっている状態です。
胃もたれは一般的に食べすぎや飲みすぎ、油っこい食事など、胃腸に負担のかかる食生活や、ストレスによる自律神経の乱れが原因で起こります。
胃のぜん動運動が低下して消化不良になり、食べ物が長く胃に留まってしまいます。
例えば多量のアルコールは胃を強く刺激して胃の粘膜を傷つけ、胃の動きを悪くするため、胃もたれを起こします。
また、アルコールは利尿作用があるため、脱水症状になり、吐き気や頭痛をおこします。
対策
一時的な胃もたれの場合、先ずはお腹がすくまで胃を休めることが大切です。
ただし水分補給は大切です。
食事をするときは脂の多い肉や、食物繊維が多く硬い野菜を避け、消化の良い食事を心がけます。
とはいえ、タンパク質は胃粘膜の材料となるため不可欠です。
胃粘膜を保護する働きがある、ぬめり成分のあるオクラや長芋、胃粘膜の修復作用が期待されるビタミンUが豊富なキャベツやブロッコリーなどと一緒にタンパク質を摂るといいでしょう。
胃の消化吸収が低下しているため、消化を助ける食べ物も効果的です。
例えば、大根には、デンプンを分解するアミラーゼや、脂肪を分化するリパーゼなどの消化酵素が入っていて、食べ物の消化を促進する働きがあります。
おススメの食材
長芋:ぬめり成分が多く含む
キャベツ:ビタミンU(別名、キャベジン)が多く含まれる
グリーンアスパラガス:ビタミンU,タンパク質が豊富
豆腐:脂質が少なく、消化吸収しやすい
バナナ:不足するカリウムが豊富
大根:熱に弱いのですりおろして食べるのが良い
シジミ:アルコールを分解して肝臓を助けるといわれるオルニチンを含む
※今回の記事は飯田薫子先生、寺本あい先生著書「きちんとわかる栄養学」を参考にしました。
今回は疲労やだるさの原因についてのお話しです
疲労の原因
働きすぎや睡眠不足、ストレスなどで、人は肉体的な疲労や精神的な疲労を感じます。
その原因の一つとしてあげられるのが活性酸素です。
活性酸素とは体内に取り込まれた酸素の一部が変化したもので、他の物質を酸化させる力が強い酸素のこと。
細菌やウイルスを攻撃する働きなど、免疫機能で重要な役割を持っています。
しかし、老化や過労などで体の機能が低下して、体内に過上に活性酸素が増えると、正常な細胞も攻撃してしまい、疲労や老化の原因になります。
対策
疲労は思考力や体力を低下させるだけでなく、免疫力も弱めます。
疲労が蓄積する前に対策をとる必要があります。
疲労の回復の基本は、十分な睡眠と栄養バランスの良い食事です。
ビタミンB1、B2、パントテン酸などをしっかりとりましょう。
さらに積極的にとりたいのが、活性酸素から身を守る働きのある抗酸化作用のある栄養素です。
代表的な栄養素としてはビタミンCや鶏むね肉などに含まれるイミダゾールジペプチドです。
おススメの食材
・そば:ビタミンB1.B2が多い
・豚肉:ビタミンB1を多く含む
・レバー:たっぷりのビタミンB群でエネルギーチャージの効果が期待できる
・レモン:クエン酸やビタミンCの補給によい
・赤ピーマン:緑ピーマンよりもビタミンCが多く、抗酸化作用がある
・鶏むね肉:アミノ酸が豊富
今回は汚れた腸と活性酸素についてのおはなしです
腸内環境と便秘
歳をとるにつれて善玉菌は減ります。
腸内環境も崩れてきます。
若い時には張りがあった腸がゆるみ、腸粘膜も薄く頼りない感じになります。
肌が衰えてたるんでくるのと同じです。
ぜん動運動も不活発になるので、便秘に悩む人が増えてきます。
このような腸の老化が進行するにつれて、肌がくすみ、シミ、シワも目立つようになります。
歳をとるとある程度は仕方ありません。
ところが、若いのに常に悪玉菌が多く、腸年齢が実年齢よりも高い人が増えています。
腸は非常にデリケートな臓器ですから、ライフスタイルに何か問題があるとダイレクトに反応します。
大量の活性酸素
腸年齢が高いということは腸の汚れが酷いわけですから、健康面でも美容面でも様々なトラブルが出てきます。
悪玉菌が増殖して腸が汚れていると、有毒ガスや発がん性物質が発生しやすくなります。
お腹に溜まるガスの量は、多い人では2~3リットルにもなります。
これを抑えるために、今度は大量の活性酸素が発生します。
活性酸素は酸素の仲間で、生命を維持するために不可欠のものです。
ウィルスが体内に侵入した時、白血球は活性酸素を利用して病原体を殺します。
腸も有害物質の毒素を取り除くため、活性酸素を出動させます。
このように活性酸素は有効な防御システムではあるのですが、増えすぎたりすると、逆に細胞を傷つけてしまいます。
細胞の老化
活性酸素の強力な酸化作用は、細胞を老化させ細胞膜を破壊します。
酸化とは簡単に言えばサビることです。
活性酸素が過剰に発生すると全身がサビてしまうわけです。
活性酸素にさらされて腸の細胞の遺伝子が傷つくと、細胞が変異を起こしてガンに発展すると考えられています。
また、腸内で発生した有毒ガスが吸収されて全身に運ばれると、からだの至る所で活性酸素が大量に発生します。
腸が汚れていると日常的にこれが起こるので、全身の細胞に与えるダメージははかり知れません。
血液も汚れ血管壁もサビてしまいます。
これまで、動脈硬化の原因として悪玉(LDL)コレステロールがやり玉にあげられていましたが、最近の研究ではLDLではなく、活性酸素に襲われて酸化されたLDLが動脈硬化を引き起こすことがわかってきました。
酸化されるとLDLコレステロールは過酸化脂質に変質して、血管壁にへばり付きます。
このように腸の汚れは血管の老化を招き、脳卒中や心臓病を招きます。
さらに皮膚も老化して、シミやシワが増えます。
腸年齢が高いと肌年齢まで上がってしまうのです。
老化を防ぐには、腸をキレイにして、むやみに活性酸素を発生させなことが大切です。
抗酸化酵素
私たちの体には、活性酸素を除去する機能も備わっています。
スーパーオキシドジスムターゼ(SOD)やカタラーゼなどの抗酸化酵素です。
これらが自動的に活性酸素を取り除き、細胞が傷つくのを防ぐ仕組みになっています。
善玉菌はこのような酵素の活性も高めます。
また、ビタミンCやEなどの抗酸化ビタミン、ポリフェノールやカテキン、βカロテン等のファイトケミカル、天然型Nアセチルグルコサミンなどの補酵素などもサビを防ぐ力を持っています。
これらは互いに連携して、体内に発生する活性酸素を除去するために奮闘しています。
もし、このような仕組みが無かったら、活性酸素の強力な酸化作用で私たちは生活習慣病にかかりやすくなります。
私たちの体は絶えず活性酸素にさらされています。
善玉菌を増やすとともに、積極的に抗酸化ビタミンやファイトケミカルを摂取して、体をサビつかせないように心がけましょう。
腸をキレイに保つことは、生活習慣病予防、老化防止、美肌づくりに大いに役立ちます。
※今回の記事は(株)文芸社制作「断食しないで断食効果」を参考にしました。
今回は便秘対策ととりたい食事についてのお話しです
便秘の原因
便秘の症状を簡単に言うと、食物繊維が不足して腸の働きや排便の機能が低下することを言います。
便秘の状態が3か月続くと慢性便秘です。
便秘の原因は次のようなものがあります。
①食物繊維の不足
②大腸の便を運ぶ機能の異常
③便意を感じる感覚や、便を排泄する力の低下
便秘になると腸内に悪玉菌が増える為、腹痛や吐き気などが起こることもあります。
便秘の対策
便秘の対策は、よく言われることですが、食物繊維を食べて腸内環境を改善することです。
1日20gを目安に不溶性食物繊維と水溶性食物繊維を食べましょう。
不溶性食物繊維は穀類や豆類に、水溶性食物繊維は野菜や海藻、果物に多く含まれます。
マグネシウムの摂取
便が硬くなるのを防ぐには、水分とともにマグネシウムの摂取を心がけましょう。
マグネシウムは腸内の水分を増やす働きを持っています。
また、腸内の悪玉菌が増えると正常に腸が働かなくなり、便秘や下痢の原因になります。
善玉菌を増やす
乳酸菌の一種であるビフィズス菌とオリゴ糖を積極的に摂取して、腸内の善玉菌を増やしましょう。
冷たいお水
起床後にコップ1杯の冷たいお水を飲むと胃腸の働きが活発になり排便が促されます。
食物繊維
食物繊維を含む代表的な食材は次の通りです。
・玄米:白米の4倍以上の食物繊維を含みます。糖質の分解に必要なビタミンB1も豊富です
・しいたけ:不溶性食物繊維が豊富
・納豆:食物繊維を多く含み納豆菌が善玉菌を助けるとされています
・ビフィズス菌入りヨーグルト
・海藻:水溶性食物繊維とマグネシウムが豊富
・アボカド
・ゴボウ:食物繊維とともにオリゴ糖も豊富で、腸内環境の改善にも役立ちます
・木綿豆腐:マグネシウムを多く含みます
※今回の記事は飯田薫子先生、寺本あい先生著書「きちんとわかる栄養学」を参考にしました。
今回の記事は風邪についてです
免疫力の低下で風邪をひきやすくなる
風邪は簡単に言うと、免疫力が低下して細菌やウィルスに感染する状態です。
疲れやストレス、睡眠不足、栄養不足などによって体が弱まると、風邪をひきやすくなります。
風邪の原因となるウィルスや細菌に抵抗する免疫機能が低下するからです。
体に侵入してきたウィルスや細菌に対抗するため、体は体温を上昇させます。
これは、熱に弱い病原体が増殖しないようにしたり、免疫細胞の活動を促進したりと、免疫機能を活性させるためです。
セキや鼻水が出るのも、侵入してきたウィルスを体の外に排出しようとする体の防衛反応です。
エネルギーの補給
風邪の対策は、少量でも、栄養のバランスの良い食事を心がけましょう。
熱を発生させて体温を上げるにはエネルギーが必要です。
風邪を悪化させずに早めに治すには、十分にエネルギーを補給して抵抗力をつけましょう。
ビタミンB1
エネルギー源となる糖質と、その代謝に必要なビタミンB1をしっかり補給しましょう。
ビタミンC
免疫細胞の材料となるタンパク質や、免疫力を高め・ビタミンCをとりましょう。
ビタミンA
セキや鼻水が出るときは、のどや粘膜の保護に関わるビタミンAをとりましょう。
また、風邪の時は消化吸収力が弱まるため、胃腸に負担をかけない料理にすることも大切です。
おすすめの食材
風邪の時のおススメの食材は以下の通りです。
・ホウレン草:ビタミンCや体内でビタミンAに変わるβカロテンが豊富です。
・にら:βカロテンやビタミンCが豊富です。
・胚芽精米:ビタミンB1も多く含まれていて、効率よくエネルギーの補給ができます。
・ジャガイモ:糖質の他ビタミンCも多く含まれています。
・鶏ささみ:低脂質で胃腸に優しいのが特徴です。
・緑茶:抗ウィルス、抗菌作用があるとされています。
・ねぎ:ビタミンCや血流を良くする香り成分アリシンが豊富です 。
・ショウガ:辛み成分のショウガオールが体を温めるとされています。
※今回の記事は飯田薫子先生、寺本あい先生著書「きちんとわかる栄養学」を参考にしました。
免疫力を高めてウィルスに負けない体にしていきましょう。
そのためには、βカロチン、ビタミンB1,ビタミンCをとっていきましょう。
年中お店に並んでいる野菜を利用したレシピの紹介
いつでもお店に並んでいる野菜も本当は旬があります。
いちばん美味しい時に食べるのが理想です。
※材料はオゾン処理しておく
■オゾン処理について
新ゴボウ入り鶏つくね
材料/2人分
- 新ゴボウ・・50g
- 鶏ひき肉・・150g
- 木綿豆腐・・1/3丁(100g)
- A(おろししょうが・・1カケ分
- 酒・・大1/2
- とき卵・・1/2個分
- 片栗粉・・大
- 塩・・少量
- クッキングミネカル・・1g
- コンドラーゲン・・1/2袋
- オリーブ油・・大1
B(しょうゆ/酒・・各大1 砂糖・・大1/2 みりん・・大1)
作り方
① ゴボウはよく洗い、縦半分に切ってから斜め薄切りにする。
フライパンにオリーブ油小1/2を中火で熱してしんなりとなるまで炒めて取り出し、冷ます。
② ボールに挽肉と豆腐、クッキングミネカル、コンドラーゲンVを入れてよく練り混ぜ、Aを加えて混ぜ、6等分にして小判形に整える。
③ フライパンに油小さじ1を中火で熱し、②の両面を5分ずつ焼く。フライパンの余分な油をふきとり、Bを加えて煮からめる。
④ 皿に盛り付ける。
カリフラワーのグラタン
材料/2人分
<マヨーネーズソース>
・マヨネーズ・・大2
・カレー粉・・小1/3
・コンドラーゲンV・・1/2袋
作り方
① カリフラワーは、小房に分ける。分量外の塩を加えた熱湯で柔らかくなるまで茹で、ザルに上げて水気をきる。
② <マヨネーズソース>の材料を混ぜ合わせる。
③ 耐熱皿にカリフラワーを入れ、<マヨネーズソーズ>とピザ用チーズを乗せ、トースターでこんがり焼き色がつくまで焼く。粗挽き黒こしょうをふる。
ニラと春雨のスープ
材料/2人分
- ニラ・・1/2把
- 春雨(乾燥)・・25g
- オイスターソース・・小1
- 塩・・1g
- こしょう・・少々
- ごま油・・小1/2
- コンドラーゲンV・・適量
- 水・・500cc
作り方
① ニラは2cm長さに切る。
② 鍋に水500cc、春雨、オイスターソースを入れて火にかけ、沸騰したら弱火にし、ふたをして3〜4分間煮る。
③ 春雨が透明になったらニラとコンドラーゲンVを加え、塩で味を整え、こしょう、ごま油を回し入れて香りをつけ、器に盛る。
栄養と料理参照
今回は食物繊維についてのお話しです
食物繊維の働き
食物繊維は水溶性と不溶性に分けられます。
食物繊維の主な働きは次のようなものがあります。
1.正常な排便を促す
不溶性食物繊維をとると腸が刺激され、蠕動運動が盛んになります。
また、便のかさも増します。
これらの働きによってスムーズな排便が行われ、便秘予防につながります。
また、これらの働きは腸内環境を整えて、腸の病気の予防にもつながります。
2.血糖値の上昇を緩やかにする
水溶性食物繊維は水に溶けることでその時食べたものの粘調性を高めます。
食べたものがゆっくりと腸に移動するため、血糖値の上昇が緩やかになり、糖尿病の予防につながります。
3.コレステロールの吸収を抑制する
水溶性食物繊維はコレステロールの腸での吸収を抑え、体外に排泄する働きがあります。
どんな食品に含まれるか
食物繊維はおもに植物の細胞壁の構成成分であるため、穀物、キノコ類、海藻などの植物性食品に豊富です。
効率的な食べ方
外食が続いたり無理なダイエットで食事量が減ったりすると不足しやすくなります。
適量の食物繊維は腹持ちを良くしますのでダイエットにも上手く活用しましょう。
積極的にとるには、主食を白米より胚芽米や玄米、パンならライ麦パンなど、なるべく精白されてないものにするのがおすすめです。
野菜、海藻、キノコ類も欠かさずとるようにしましょう。
※今回の記事は飯田薫子先生、寺本あい先生著書「きちんとわかる栄養学」を参考にしました。
今回は体内に存在する「銅」についてのお話しです
銅の働き
銅は体内に約80mgあります。
骨や歯、脳や血管に存在します。
銅の働きには次のようなものがあります。
1.貧血の予防に関わる
赤血球にはヘモグロビンという色素が含まれています。
そのヘモグロビンは鉄を含んでおり酸素を細胞に運ぶ働きをしています。
このヘモグロビンを生成するには銅の力が必要です。
つまり、鉄が十分にあっても銅が不足しているとヘモグロビンを生成できず、結果として貧血を起こしてしまいます。
2.活性酸素を分解する
赤血球の中にあるSOD(スーパーオキシドジスムターゼ)という酵素は活性酸素を分解する働きがあります。
銅はSODの構成成分としてかかわっています。
3.酵素の材料として代謝をサポート
銅は骨や血管壁を作るコラーゲンを生成するための酵素です。
その他エネルギーの生成に働く酵素の成分など、さまざまな酵素の材料になります。
どんな食品に含まれる
銅は魚介に豊富ですその他、レバーやクルミなどにも含まれます。
効率の良い食べ方
普通の食事をしていれば摂りすぎることも不足することもありません。
※今回の記事は飯田薫子先生、寺本あい先生著書「きちんとわかる栄養学」を参考にしました。